退職は当人にとって人生を左右する
極めて大きな出来事ですが、だからこそ
送別会の幹事にとっても意外と重圧を感じ、
案内メールで悩む方も多いです。
そもそも多くの人が集まってくれなければ
退職する方に申し訳ないですし、
自分の案内がダメで参加する気を無くすと
最悪ともいえますからね。
実際にFPである筆者は、
退職時の送別会に関する案内メールを
相談された事もありますよ。
そこで今回は、退職時の
送別会で流したい案内メールについて
お伝えします。
あなたの退職に、お役立て下さいませ。
文例1汎用1
まずは「汎用」です。
もっとも無難に送るなら、
以下のような案内でいかがですか。
皆様もご存知の通り、〇〇部所属の〇〇さんが〇月〇日をもってご退職される事となりました。〇〇さんは〇年に渡って、〇〇部において輝かしいご活躍をされてきた方です。つきましては、これまでの感謝と今後のさらなるご活躍を祈念いたしまして、以下の送別会を開きたいと思います。皆様ご多忙の中とは思いますが、ぜひご出席いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
ちなみに内部の方については
メール案内で十分ですが、稀に
外部の方や重役の方にも
参加頂くこともあります。
そういう場合は、ちょっとメールだけでは
「他の方と同列」に扱うことで
相手が不快に感じる事もあるので、手紙や
案内状、直接の挨拶ついでに参加要請する等
何かアクセントを添えた方が無難です。
単なる事務作業ではなく「退職者を
気持ちよく送り出してあげるための大役」
を仰せつかったと考えて、
最大級の気遣いをしていきましょう。
文例2汎用2
次も「汎用」です。
もう少しラフに送りたいなら、
以下のような案内でいかがですか。
皆様もご存知のとおり、私たちと苦楽を共にしてきた〇〇部の〇〇さんが、〇月〇日をもって退職されることとなりました。〇年もご一緒だった訳ですから、きっと〇〇さんにお世話になった方、名残惜しい方も多いのではないでしょうか。つきましては、これまでお世話になった○○さんの労をねぎらうため、そして今後の更なるご発展をお祈りする意味を込めて、以下の通り送別会を開くことにしました。皆様お忙しい中とは思いますが、ぜひともご都合を調整頂き、ご参加下さいますようお願い申し上げます。
ちなみに職場の人数によっても
距離感や温度感は変わってきますから、
それに合わせて文言を選んでいくと
良いでしょう。
文例3定年退職
そして「定年退職」です。
当人が定年退職をされる場合は、
以下のような案内でいかがですか。
皆様もご存知のとおり、このたび〇〇さんがめでたく定年を迎えられ、〇月〇日をもってご退職されることとなりました。長きにわたって我々を支えてくださった〇〇さんに敬意を表し、またご苦労をねぎらい、そして今後の益々のご発展をお祈りするために、以下の通り送別会を開くこととしました。皆様ご多忙の中とは思いますが、ぜひご参加下さいませ。
なお、定年退職の場合は別途、
送別品を送ることもありますが、
その場合には例えば費用を全員から徴収し、
幹事が用意することもできます。
そんな風にしたい場合は、
その旨を案内メールに書き加えるのも
アリです。
文例4結婚退職
さらに「結婚退職」です。
当人が結婚退職(寿退職)される場合は、
以下のような案内でいかがですか。
一部の方はご存知かもしれませんが、〇〇部の〇〇さんがめでたくご結婚されることになりました。そしてご結婚に伴い、〇月〇日をもってご退職されることとなりました。短い間でしたが、これまで懸命に我々を支えて下さった〇〇さんに敬意を表し、また今後の幸せを祝して、以下のとおり送別会を開くことにしました。皆様におかれましてはご多忙の中とは思いますが、ぜひともご参加くださいますようお願い致します。
ちなみに結婚退職の場合は、最近では
「離婚によって出戻る可能性」を考えて、
送別会自体を嫌う方もいます。
このため、なるべく当人に意向を
確認したうえで実行すると良いでしょう。
文例5異動による送別会
最後は「異動による送別会」です。
当人が退職ではなく異動される場合は、
以下のような案内でいかがですか。
一部の方はご存知かと思いますが、〇〇部の○○さんが〇月〇日をもって〇〇支店へ異動されることとなりました。〇〇さんには長年に渡って当支店を支えて頂きましたが、ぜひ新天地でもご活躍をお祈りしたいと思います。つきましてはこれまでのご苦労をねぎらい、また更なるご活躍を祈念して、以下の通り送別会を開きたいと思います。皆様におかれましてはお忙しい中と思いますが、何卒ご参加下さいますようお願い致します。
会社によっては、異動は実質的に
「今生の別れ」でもありますから、
退職と遜色ない意味合いで
大事に企画してあげましょう。
まとめ
気になる方は動画もどうぞ。
今回の記事では、
退職の送別会で使う案内メールを
様々にお伝えしました。
どのような内容を送るかはさておき
大事なのは「幹事の気持ち」でしょうか。
あなたの思いで関係者の心を揺さぶり
積極的な参加を促しましょう。