企業によっては、退職する方に
花束を贈呈することがありますが、
対象者が男性の場合、その色や相場に
悩むケースもあるようです。
そもそも男性は花を貰って喜ぶかたも
稀ですし、むしろ持て余してしまう方も
多いものですから、尚更かもしれません。
しかしだからといってナシにするのも
寂しいですし、難しいですね。
実際にFPである筆者は、過去に
雑談で男性退職者への花束について、
色や相場を聞かれた事もありますよ。
そこで今回は、男性退職者に贈る
花束の色や相場についてお伝えします。
あなたの退職に、お役立て下さいませ。
退職の花束！男性が好きな色は？
ハッキリ言って男性が好きな色は、
その男性によります。
そして「この色にしなければならない」
というものはありません。
このため、その男性が好きな色を
事前に調査して用意するのが
基本になります。
強いて言えば、お相手が比較的年配の場合、
白一色にしてしまうと葬儀を
イメージされることがありますので、
控えた方が無難です。
退職の花束を男性に！4つの相場の特徴を紹介
一概にはいえませんが、退職時に贈る
花束の値段は、その退職者の勤続年数や
貢献度、人気度などで変わります。
そして、定年退職の場合には
1万円ほどのこともありますが、
それ以外の退職や異動なら、
5000円以下で十分です。
これを基本に、次の章から
値段別の相場観をお伝えします。
①2000円
まずは「2000円程度」です。
2000円といえば、花束としては
「一番割安」といえるランクになります。
したがって相手は、短期で辞めたり、
問題を起こして辞めたりしたような方の
場合といえるでしょう。
会社の風習的に形だけは
贈らなければならないような場合、
ともいえるでしょうか。
いずれにせよ不人気な社員の退職時なら、
これで十分かもしれません。
②3000円
次に「3000円程度」です。
これはある意味で、
「一番無難」といえるランクになります。
したがって相手は、可もなく不可もない…
という「普通の方」が辞める場合の
相場観になるでしょう。
言い換えれば、大した出世もしていない
ヒラ社員が辞める場合、ともいえます。
一番多いケースかもしれませんね。
③4000円
そして「4000円」です。
これはシンプルに、
「相応の上司クラス」の退職や異動時の
ランクといえます。
会社規模にもよりますが、
係長～課長クラスの退職時の相場と
考えておくと良いでしょう。
例外的に、
肩書きはヒラながらも人気者だったり、
貢献度が高い方が辞める場合にも、
このランクを贈るのもアリでしょうね。
④5000円
最後は「5000円」です。
これは定年などを除いて
最上級ともいえますから、おのずと
「部長級以上」と考えると良いでしょう。
あるいは贈る方から見て、
恩師だと考えるような方の
退職時といえます。
ただし、男性には花の値段は
判別できないことも多いですから、
値段よりも大きさで価値を表したほうが
良いことも多いかもしれません。
退職の花束は勘定科目に入れていいの？
退職時の花束を会社の経費で購入した場合は
勘定科目に入れることも可能です。
一概には言えませんが、基本的には
「福利厚生費」または「接待交際費」で
計算します。
強いていえば、あまりに
高額な花束を渡した場合は
「給料」にしなければならない
事もあるので、注意しましょう。
退職の花束を渡すタイミングは？
退職の花束を渡すタイミングとしては、
例えば当人による
「退職の挨拶（スピーチ）」
の後あたりが基本です。
あるいは「送別会の後で」なども
良いといえます。
花束によっては「持ち運びが面倒」
になりかねませんから、少しだけ
タイミングは図った方が良いでしょう。
退職の花束を渡す人は？上司に一番近い人がいい？
退職の花束を渡す人は、
本人にとって一番親しい人、直属の上司、
一番若い女性、あたりが良いでしょう。
これについては明確なマナーは
ありませんから、本人が一番嬉しいと
思ってくれそうな方が渡しましょう。
渡す時には、セットで
「今までお疲れ様でした」
などの一言もお忘れなく。
退職の花束はブーケが人気？
退職時の花束は、
ブーケ型も確かに人気がありますが、
持ち運びが大変なので
一概にはいえません。
特に男性が相手の場合は、
その後に活けたりする事も稀なので、
むしろ数本程度のほうが良いことも
あります。
あくまでポイントは
「貰った方がどう思うか」ですから、
その人の性格や好みに合わせましょう。
なお、女性向けが気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。
⇒退職の花束！女性が喜ぶ色やメッセージとは？相場も合わせて紹介
男女で色々違ってきますね。
退職のプレゼントにはメッセージカードも人気！
退職時に花束を贈る場合は、セットで
何かメッセージカードを添えてあげると、
より喜んでもらえるといえます。
特に男性の場合は、
花束を活ける習慣がないことも多い一方で、
メッセージカードなら保存も
簡単ですからね。
場合によっては同僚の皆で、
寄せ書きをして贈るのも
アリかもしれませんよ。
まとめ
気になる方は動画もどうぞ。
今回の記事では、
退職する男性に贈る花束について
様々な角度でお伝えしました。
男性は花をもらう機会が中々無いものの
だからこそ嬉しく感じる方も多いです。
最後に最大級の労いをする意味でも
じっくり何を贈るか考えましょう。
