会社を退職した方というのは、誰もが
「退職して良かった」と考えるものではなく
中にはその後の転職や独立をした結果、
後悔して過去に戻りたいと考える方もいます。
人間は失ってみて初めて、
その価値に気付くことも多く、
退職前よりも劣悪な環境にいれば誰もが
そんな風に考えて当然とも言えるでしょうね。
実際にFPである筆者は、退職を後悔して
過去に戻りたいと考える方から
相談を受けたこともあるほどです。
そこで今回は、退職を後悔して
過去に戻りたい時のお勧め行動を
お伝えします。
あなたの退職に、お役立て下さいませ。
行動1素直に出戻る
まずは「素直に出戻る」です。
幸か不幸か分かりませんが、最近では
本当に出戻りたいと元の職場に
申し出る方も多く、そして元の職場も
受け入れる事が増えています。
会社からしても、相応に人柄も能力も
会社の勝手も分かっている人間を
雇うのは好都合ですからね。
ただし、人間も職場も
「年月が経つほどに変わりやすい」
といえます。
互いに勝手な妄想が膨らんでいる事も
ありますから、必ずしも出戻りが
良いとは言えないので注意しましょう。
行動2過去の不幸を振り返る
次に「過去の不幸を振り返る」です。
イヤな事があったから退職した、
あるいは更なる高みを目指して退職した…。
退職理由は様々ですが、大なり小なり
退職したからには、元の職場に対して
不満や不幸があったハズです。
それは何だったのか、
ぜひ思い出してみましょう。
恋愛でも中々復縁は
上手くいかないものですが、
それは雇用でも同様かもしれません。
不幸な点、不幸と感じた自分の感覚が
変わっていなければ、どうせ戻っても
同じかもしれませんよ。
行動3退職時の気持ちを思い出す
そして「退職時の気持ちを思い出す」です。
あなたは退職時、
どんな気持ちでいましたか?
転職でも独立でも、きっと多かれ少なかれ
今後の未来に対して希望が持てたのでは
ないでしょうか。
同時に、少々の困難があっても
乗り越えようと考えていたのでは
ありませんか。
現実は甘くなく、実際には
想像以上の困難が待ち受けていて
挫折することも少なくありません。
しかしそんな時こそ初心を思い出し、
今一度今後に対して
心身を奮い立たせましょう。
行動4現在の利点を考える
さらに「現在の利点を考える」です。
後悔している時というのは、
どうしても現在の悪い部分ばかりを
強く感じ、そして過去の良かった部分と
比較してしまいます。
感情だけで考えればそうでしょうが、
冷静に考えれば現在にも、
過去にはなかった利点があるハズです。
給料が高い、人間関係がラク、
時間が自由、イヤな付き合いが少ない…
何かありませんか。
隣の芝生が青く見えるのは仕方ないですが、
そんな時こそ現在の利点を
考えてみましょう。
行動5未来を比べる
そして「未来を比べる」です。
一概には言えませんが、退職時には
「会社に残った場合の未来」を考え、
そして悲観的に思えたから
退職を決意することが多いといえます。
かたや転職後の現在は、
まだ道半ばのハズですが
双方を突き詰めた未来は、
どちらが輝かしいでしょう。
少なくとも退職時には、退職した方が
輝いて見えたからこその退職のハズです。
実際には違うことも多いですが、まだ
未来が来ていないだけな事も多いので、
もう少しがんばってみませんか。
行動6周囲を見比べる
さらに「周囲を見比べる」です。
最終的には人によりますが、
それでも基本的にあなたが感じることは、
周囲も同様に感じています。
そして、過去と現在の
あなたの周囲にいる人間を見比べれば、
どちらの方が幸せそうでしょうか。
少なくとも、幸せな方も
一人くらいいるのでは?
不思議なもので、人間は
考え方一つで受け取り方が変わり、
そしてどんな環境にいても考え方一つで
メリットを感じられます。
幸せな人が多いなら素直に同調し、
少数ならその人をマネしてみましょう。
行動7さらに転職する
最後は「さらに転職する」です。
恋愛でも就職でも、過去に戻ることは
簡単ではありませんが、
未来に向かってなら何度でも挑戦できます。
そしてイマドキ、転職は何度繰り返しても
「普通」という風潮ですから、
あなたの考え方次第では、
更なる転職も可能でしょう。
転職先も似たような環境という事も
ありますが、そう考えるなら
他業種に転職する方法もあります。
ところ変われば品変わるものですし、
納得いくまで転職してみましょう。
なお、最近では年齢を問わず転職できますが
やはり若い方が有利な点は残っているので
なるべく早めに動いていきましょう。
まとめ
気になる方は動画もどうぞ。
今回の記事では、
退職で後悔した時のお勧め行動を
- 素直に出戻る
- 過去の不幸を振り返る
- 退職時の気持ちを思い出す
- 現在の利点を考える
- 未来を比べる
- 周囲を見比べる
- さらに転職する
とお伝えしました。
少なくとも後悔は、思うだけでは不幸であり
何かの行動に繋げてこそ現在が変わります。
人間ですから、時には後悔もして当然ですが
そこで止まるのだけは控えましょう。