会社を退職しようと思った時にはどうしても
上司にその旨を伝える必要がありますが、
中には伝え方が分からず、
例を欲している方も多いです。
スンナリ受け入れてくれることもありますが
大抵の場合は多少なりとも
引き止められますからね。
あなたが会社から見て重要であるほどに、
その傾向は強まるでしょうから尚更です。
実際にFPである筆者は、退職者から
上司への伝え方の実例を
相談されたこともありました。
そこで今回は、
退職時の上司への伝え方事例について
お伝えします。
あなたの退職に、お役立て下さいませ。
退職を上司に報告!伝え方の例を3つのシチュエーション別に紹介
基本的にですが、どう退職を伝えても
上司というのは引き止めてきます。
長年働いてきたなら尚更です。
根掘り葉掘り理由を聞いて、何とかして
引き留めようとしてくるでしょう。
このため、伝え方も考えるとともに、
その後の問答も想定して準備することが
大切です。
それと同時に、従業員サイドとしては
「絶対辞める意思」を貫くとともに
「社会人としてのコミュニケーション力」
も必要といえます。
法的には辞めるのは従業員の自由ですが、
ただ辞めたいから辞めますというばかりでは
会社も納得できないでしょうからね。
強引に退職すればするほど、それは
会社との軋轢を生んでしまうことに繋がり、
円満退職から遠ざかることになります。
そうすれば、今後のあなたの人生に
悪影響となる可能性すらありますから、
伝え方も含め、様々なことを想定して
事前準備しておきましょう。
このような感覚を基本に、次の章から
各シーン別の伝え方についてお伝えします。
①上司がキレるような気の短い人の場合
まずは「上司がキレるような
気の短い人の場合」です。
そもそも上司としてどうなのか…
という観点もありますが、確かに
こういう上司も一定数いますね。
こういう上司の場合はイキナリ伝えると
過剰に反応されてしまうことが多いので、
クッションを挟むと良いでしょう。
つまり、直接イキナリ伝えるのではなく、
例えば同僚などに協力してもらって、
あなたが退職を考えていることを
ウワサ話のような感じで伝えるわけです。
どのみち最終的にはキレるかもですが、
本人がイキナリ伝えるよりは
弱まる可能性が高いでしょう。
②上司が不在の場合
次に「上司が不在の場合」です。
これは大きく、単純に上司が出張や入院等で
不在のケースと、会社が小さくて元から
上司がいないケースが考えられますね。
こういう時には、更なる上の上司、
あるいは直接社長や代表者に、
退職したい旨を素直に伝えると
良いでしょう。
実は少し意外に思えるかもしれませんが、
一般論として中間管理職の直属の上司より、
さらに上の上司やトップである社長の方が、
簡単に聞き入れてくれる事も多いのです。
なぜなら上であるほどに、
末端の人間が辞めたところで
影響を受けることが少ないですからね。
ただし、理由などによっては普通に
反対されてしまう点は変わりません。
十分な準備をして、
それから伝えるようにしましょう。
③メールで伝える場合
最後は「メールで伝える場合」です。
最近ではむしろ、メールやラインで
退職の意思を伝える人も
増えてきましたよね。
リアルタイムで応対しなくていいので、
コミュニケーションに自信のない方には
良い方法ともいえますが、それは
相手も同じなので注意が必要です。
あなたも退職の理由や意思を伝えやすい反面
上司も反論をゆっくり考えられるので、
むしろ必要なコミュニケーションのレベルが
上がってしまうこともあります。
それに、メールだけで完結することは少なく、
どうしても退職面談があることも多いので、
気を付けましょう。
ちなみに反論されにくい理由としては、
最近の社会問題ですが「介護のため」が
良いかもしれません。
退職を上司に伝える場所はどこ?
退職を上司に伝える場所は、
一概にどこが良いとは言えません。
堂々と上司の席に行って伝えることもあれば、
個室に上司を呼び出したり
二人っきりのタイミングで伝えたりすることも
あります。
まずはメールで伝えて、後から上司に
呼び出されることもあるでしょうか。
どこが最良かは様々な考え方がありますが、
それでも一般的に従業員の退職は
他の社員に影響がでることも多いので、
他の社員がいない環境が吉です。
退職を上司が忙しい時にアポは取るべき?
上司が忙しい時に退職面談の
アポを取るのは、考え方によって
控えたほうが良いとも言えますし、
お勧めのタイミングともいえます。
忙しい時だからこそ上司が後回しに
してくる事もありますが忙しい時だからこそ
適当な面談で辞めさせてくれる事も
ありますからね。
とはいえ、やはり相手が忙しい時に
ムリを言うのは配慮が足りないことも多いので
円満退職からは遠ざかるかもしれません。
あとは、あなたの
考え方次第といえるでしょう。
まとめ
気になる方は動画もどうぞ。
今回の記事では、
退職時の上司への伝え方の例として
いくつかのケースをお伝えしました。
退職の旨は言いづらくて当然ですが
伝えないことには始まりません。
十分に準備したら、あとは勇気をもって
退職の意思表示をしていきましょう。