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退職金の確定申告の書き方! 記入例や必要書類をまとめて紹介

退職金を貰った場合、中には確定申告が必要
あるいは確定申告した方が得という事が
ありますが、書き方が分からない方も
多いのではないでしょうか。

会社員なら普段は年末調整で税金関係は
終わりますから、尚更でしょう。

しかし、分からないままでは
確定申告できませんから、
必要な部分だけでも知っておきましょう。

実際にFPである筆者は、稀に
退職金を貰った方から確定申告の
書き方を聞かれますからね。

そこで今回は、そんな
退職金に対する確定申告の書き方を
お伝えします。

あなたの退職に、お役立て下さいませ。

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退職金の確定申告の書き方は?

そもそもですが、初めて確定申告を
する場合は、自分であれこれ調べて
書くよりも、税務署へ行って
相談しながら作る方法がお勧めです。

特に確定申告の時期なら、土日でも
開けている税務署も多いので、
尚更といえます。

ただ、ずっと分からないままも怖いので、
次の章から確定申告で使う
書類についてお伝えします。

確定申告第三表

まずは「確定申告第三表」です。

第三表という言葉が示すとおり、
そもそも確定申告にはいくつか
種類の違う用紙があります。

そして、退職金などの分離課税に対しては、
この第三表にも記入が必要です。

普段、確定申告をしている方ほど、
注意が必要かもしれません。

確定申告書a b

そして「確定申告書B」です。

確定申告書には、AB2種類の
ものがあります。

Aは、基本的に会社員が使うものであり、
Bは自営業者やフリーランスが
使うのですが、退職金だけは
Bが必要です。

これも、今までとは違う種類を
使うことになるでしょうから、
注意しましょう。

退職金の確定申告!9個の必要書類とは?

確定申告というのは、確定申告書とともに
一定の必要書類を添えて
提出しなければなりません。

そして一定の必要書類は、人によって
添付の必要性が違ってきます。

確定申告書も人によりますから、
しっかり「自分の場合はどうか」で
考えて用意しましょう。

次の章から、退職金の確定申告で
使われがちな必要書類をお伝えします。

1.確定申告書様式B

まずは「確定申告書様式B」です。

退職金は税金上、
「分離課税」に当たる収入になるので、
こちらの書類を使います。

初めて見る方なら、何をどう書けばいいか
分からないかもしれませんが、
まずは書類だけ手に入れましょう。

書類の上のほうにABの区別があるので、
お間違えなく。

2.申告書第三表

次に「申告書第三表」です。

確定申告というのは、
一枚の書類を提出するのではなく、
複数の書類を使います。

特に退職金の確定申告では、
この第三表も必要になりますから、
忘れずに記入して提出しましょう。

3.退職前の会社の源泉徴収票

そして「退職前の会社の源泉徴収票」です。

これはつまり、今までの給料に対する
源泉徴収票になります。

退職金の確定申告といっても、
退職金についてだけを申告するものでも
ありません。

税金が返ってくることもありますから、
忘れず添付して確定申告しましょう。

なお、源泉徴収票を詳しく知りたい方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職金の源泉徴収票の書き方! 記載例と見方を徹底解説

しっかり理解しておきましょう。

4.退職所得の源泉徴収票

さらに「退職所得の源泉徴収票」です。

先ほどのに比べ、こちらが本命の
退職金に対する源泉徴収票になります。

確定申告書を書く時には、
これに書かれている数字や内容を使い、
そして金額などの証明のために必要です。

くれぐれもお忘れなく。

5.パート先の源泉徴収票

そして「パート先の源泉徴収票」です。

これはあくまでパートに出ていた場合の
ことですが、そうであるなら
会社の源泉徴収票に代えて、
こちらを用意しましょう。

パートで退職金がもらえることは稀ですが、
退職金をもらったなら確定申告の
可能性もありますよ。

6.公的年金の源泉徴収票

さらに「公的年金の源泉徴収票」です。

これもあくまで公的年金を
貰っている場合ですが、
そうであるなら必要になります。

公的年金の源泉徴収票は、だいたい
1月中旬頃に届くでしょうから、
手元に届いたら大切に
保管しておきましょう。

7.生命保険料控除証明書

そして「生命保険料控除証明書」です。

これは一定の生命保険に
加入している人限定ですが、
そうであるなら必要になります。

ナシでもかまわないのですが、
その場合は保険料を控除してもらえず、
少し税金が高くなりますから、
注意が必要です。

8.地震保険料控除証明書

さらに「地震保険料控除証明書」です。

こちらも一定の地震保険に
加入している人限定ですが、
加入しているなら添付しましょう。

そうすれば、少しですが税金が
安くなりますからね。

先ほどの生命保険料控除とは
別物になりますから、
混同しないで下さいね。

9.国民健康保険の支払済み領収書

最後は「国民健康保険の支払済み領収書」
です。

国民健康保険の保険料は
「社会保険料控除」として扱われ、
税金が安くなります。

支払った時に領収書を貰ったでしょうから、
忘れず添付しましょう。

なお、これは「国民年金」についても
同様に控除できますから、
支払ったなら添付をお忘れなく。

なお、国民健康保険を詳しく知りたい方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職の国民健康保険の手続き!必要書類を徹底解説

少しずつ書類を集めましょう。

まとめ

気になる方は動画もどうぞ。

今回の記事では、
退職金の確定申告の必要書類を

  • 確定申告書様式B
  • 申告書第三表
  • 退職前の会社の源泉徴収票
  • 退職所得の源泉徴収票
  • パート先の源泉徴収票
  • 公的年金の源泉徴収票
  • 生命保険料控除証明書
  • 地震保険料控除証明書
  • 国民健康保険の支払済み領収書

とお伝えしました。

お役所関係での手続きにおいては
書類が揃っているか否かが重要です。

まずは書類を揃えるところをがんばり
そうして記入していきましょう。

なお、勤続年数が気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職金の控除は勤続年数で変わる?転職する場合はどうなるの?

退職前は色々大変ですね。

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