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退職の国民健康保険の手続き!必要書類を徹底解説

会社を退職すると、国民健康保険への
切り替え手続きなどが必要になりますが、
中には必要書類が分からず
困惑している方もいるようです。

親切な会社なら退職時に説明してくれますが
そんな会社ばかりでもなく、かといって
役所に電話するのも気が引ける方も
多いのかもしれません。

実際にFPである筆者は、過去に
退職者から国民健康保険の手続きでの
必要書類を聞かれたこともありましたね。

そこで今回は、退職時の
国民健康保険の手続きで大切な
必要書類についてお伝えします。

あなたの退職に、お役立て下さいませ。

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退職の国民健康保険!手続きに必要な5つの必要書類

そもそもですが、会社を退職すると今まで
使っていた健康保険は使えなくなりますから
だから国民健康保険に切り替える手続きが
必要になります。

今までの健康保険証を不正使用すると、
厳しく罰せられるので注意しましょう。

これを前提に、次の章から
国民健康保険に切り替える手続きで
必要になるものをお伝えします。

1.資格喪失証明書

まずは
「(健康保険)資格喪失証明書」
です。

これは会社が保険者にたいして資格喪失届を
提出することで発行されます。

ただ、資格喪失前に手続きすることはできず
また資格喪失日は退職日の翌日なので、
少し手元に届くまでに時間が必要です。

ただ、提出期限は「資格喪失の日から
5日以内」とされている一方、
国民健康保険の切り替えは14日以内なので、
焦らず到着を待ちましょう。

2.本人確認書類(免許証など)

次は「本人確認書類」です。

これは免許証が簡単ですが、すでに
健康保険証は失っていますから、
持っていない場合はパスポートなど、
別のものが必要になります。

ちょっと手間取るかもしれませんね。

ただ、最近ではマイナンバーカードさえ
あれば、本人確認書類を
パスしてもらえる事もあるので、
なくても大丈夫かもしれません。

3.マイナンバーカード

そして「マイナンバーカード」です。

まだまだ登場して日の浅いものですが、
今や様々なお役所手続きで必要になります。

ちなみに無くした場合は、マイナンバーの
記載のある住民票でも代用できるので
安心しましょう。

なお、国民健康保険の切り替え手続きは
役所でしますが、役所では
マイナンバーカードの再発行も
お願いできます。

無くした方は、ついでに再発行の
手続きもした方がいいかもしれません。

4.印鑑

さらに「印鑑」です。

これは手続き関係では必須と
いえますよね。

特に種類などは定められていませんので、
手元にある印鑑のどれかを持って
手続きにいきましょう。

5.雇用保険受給資格者証

最後は「雇用保険受給資格者証」です。

これは必要なものというより、
先ほどお伝えした「資格喪失証明書」の
代わりになる可能性がある
書類になります。

このどちらかの書類によって、正確に
離職日や退職した事実を証明し、
スムーズな切り替え手続きをする訳です。

ちなみに他にも、「退職証明書」や
雇用保険受給資格者証の元になる
「離職票」でも受け付けてくれる場合が
あります。

ただし、これらの代用書類では
「本人のこと」しか分からず、例えば
奥さんを扶養に入れていた場合は、
やはり資格喪失証明書が必要です。

なお、国民健康保険には「扶養」という
考え方がなく、世帯内の加入者の
年収合計と加入人数で保険料が
決まります。

このため、場合によっては健康保険の
「任意継続」を選択した方が
割安なこともあるので、注意が必要です。

退職の国民健康保険の切り替えを忘れたらどうなるの?

退職後に国民健康保険の切り替えを忘れたら
素直に無保険となる訳ですから、
病院に行ったら全額自腹になります。

そればかりか健康保険の加入は国民の
義務なので、保険料の支払いも義務であり、
それを無視すると過去分を請求される事や
罰金の可能性すらあるのが実情です。

ちなみに保険料の支払い義務は、
「加入資格が発生した時から」なので、
つまりは「退職日の翌日から」になります。

退職で国民健康保険に加入しない場合は?

退職後に国民健康保険に
加入しないという選択肢はありえません。

保険に加入するのは国民の
義務ですからね。

ただ、中には保険料の支払いが厳しいから
加入したくないという方もいますが、
そういう方には「軽減・減免」という
制度もあります。

これは早い話が、限りなく保険料を
割安にしてもらえる制度です。

役所も、ない人からムリに取りませんから、
安心しましょう。

退職の国民健康保険でもらえる金額は?

退職後に加入する国民健康保険からは、
特にお金がもらえるという事はありません。

強いて言えば退職してから切り替え手続きを
完了するまで若干のタイムラグがあり、
その間に病院に行った場合の自己負担分との
差額は後で清算してもらえます。

手続きはあくまで手続きであり、実質的には
退職日の翌日から国民健康保険に
加入している事になる訳ですね。

まとめ

気になる方は動画もどうぞ。

今回の記事では、
退職時の国民健康保険の手続きで
必要になる書類を

  • 資格喪失証明書
  • 本人確認書類
  • マイナンバーカード
  • 印鑑
  • 雇用保険受給資格者証

とお伝えしました。

ちなみに役所というのは、役所毎に
少しずつ対応に温度差があります。

必要書類が違うこともあるので
できれば事前に聞いておきましょう。

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