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退職金の源泉徴収票の書き方! 記載例と見方を徹底解説

退職金を受け取ると、源泉徴収票を
もらうものですが、中には
その書き方が難しくて見方が
分からない事もあるのではないでしょうか。

もちろん分からなくても困ることは稀ですが
場合によっては確定申告で使うかもですし
まったく分からないのは危険です。

実際にFPである筆者は、退職金を貰って
見方が分からず不安になった方から
源泉徴収票の書き方、見方を聞かれた事も
あったので、少し注意しましょう。

そこで今回は、退職金を貰った時のために
源泉徴収票の書き方、見方をお伝えします。

あなたの退職に、お役立て下さいませ。

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退職金の源泉徴収票!見方と書き方を5つのポイントで紹介

そもそもですが、源泉徴収票というのは
おおよそテンプレートがあるため、
その書き方、ひいては見方も
一定の特徴があります。

特に見方が分からなくても困ることは
稀ですが、まったく読めないと
確定申告などで少し困るかもしれませんし、
少し読めるようになっておきましょう。

次の章から、そんな退職金における
源泉徴収票の書き方と見方を
お伝えします。

1.マイナンバーを記載する

まずは「マイナンバーを記載する」です。

これは早速、困惑するかもしれませんが、
受給者(従業員)がもらう源泉徴収票には、
マイナンバーの記載はありません。

ただ、税務署や市区町村に
提出するものについては、
まずマイナンバーを記載します。

このため、記載がなくても
焦る必要はありません。

2.住所や名前を記載する

次に「住所や名前を記載する」です。

これは「支払いを受ける者」の
欄を見れば簡単でしょう。

自分の名前と住所を思い出し、それと
合っているかを確認します。

万一、間違っているようなことがあれば、
早めに会社に修正するよう
お願いしましょう。

3.勤続年数と退職所得控除額を記載する

そして「勤続年数と
退職所得控除額を記載する」です。

これはすぐ横にある
「就職年月日・退職年月日」
の差から計算します。

一年を一日でも上回っていたら
一年に切り上げ計算し、まず
勤続年数を確認しましょう。

そして以下の計算式で、
退職所得控除額を計算します。

  • 勤続年数20年以下…勤続年数×40万円(最低80万円)
  • 勤続年数20年超……800万円+70万円×(勤続年数-20年)

退職所得上は、勤続20年が
一つの区切りな訳ですね。

4.退職金支払金額を記載する

さらに「退職金支払金額を記載する」です。

これは素直に「支払金額」の欄を見ます。

支払金額と横の「源泉徴収税額」との
差額が、最終的にもらった退職金の金額と
一致するハズです。

ちなみに支払金額の計算式は、
会社の規約などで確認できるでしょう。

気になる方は、支払金額についても
計算し直してみるのもアリといえます。

5.源泉徴収税額等を記載する

最後は「源泉徴収税額等を記載する」です。

これは先ほど触れた通り、
支払金額の横に記載があります。

源泉徴収税(所得税)額と、
特別徴収税(住民税)額についてです。

特に気にすることはないのですが、
どのくらいの税金を支払ったのかくらいは
見ておくと良いでしょう。

源泉徴収票の再発行はできるの?

一応、源泉徴収票の再発行は、
元勤め先に連絡することで
お願いすることは可能です。

ただ、中にはスンナリ応じてもらえない
会社もあります。

ケンカ別れしたような場合は
尚更かもしれません。

ナシでも何とかなる事もあるものの、
できれば無くさないようにしましょう。

退職金の源泉徴収票の提出は税務署と市町村どっちが正解?

退職金の源泉徴収票の提出は、
税務署と市区町村の両方になります。

ただし、全ての退職者の源泉徴収票を
提出する必要はなく、提出は一部の
役員に対して支払った場合などです。

もっとも、退職者に交付する
源泉徴収票については、全員に対して
作成・交付しなければなりません。

退職金の源泉徴収票の提出はいくらが義務なの?

退職金の源泉徴収票の提出は、
金額がどうかではなく「支払ったか否か」
です。

支払ったのなら源泉徴収票が
必要になりますし、支払っていないのなら
不要になります。

つまり、退職金をもらったのなら
源泉徴収票も貰えますから、
貰えなかったならしっかり
請求しましょう。

ごく稀に、作成をサボる会社も
あるようですからね。

なお、源泉徴収票が気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職金の源泉徴収票の提出!いくらからが義務になるの?

正しい知識を知っておきましょう。

退職金の手続きに必要な書類は?

一概には言えませんが、例えば
中小企業退職金共済での手続きにおいては、
以下のような書類が手続きで
必要になります。

  • マイナンバー入り住民票
  • 本人確認書類

また一部の人は「印鑑証明書」が
必要になることもあります。

もっとも、退職金制度は
会社によって様々ですから、
まずは会社の総務あたりに
必要書類を聞くことが一番無難です。

しっかり手続きをこなして、
まとまったお金を手に入れましょう。

なお、必要書類をもっと知りたい方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職金の手続きに必要な書類!請求書やマイナンバーなどを一覧で

しっかり揃えて下さいね。

まとめ

気になる方は動画もどうぞ。

今回の記事では、
退職金の源泉徴収票の書き方を

  • マイナンバー
  • 氏名・住所
  • 勤続年数と退職所得控除額
  • 支払金額
  • 源泉徴収税額

とお伝えしました。

少し小難しく思えるかもしれませんが
どの部分も一つ一つは簡単です。

しっかり内容を把握したうえで
必要に応じて使っていきましょう。

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