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退職が会社都合のデメリットは?自己都合より損をするって本当?

会社を退職する時には、大きく
会社都合退職と自己都合退職がありますが、
それぞれのメリット・デメリットを理解して
選べるなら選ぶことが大切です。

中には失業給付のことばかりが気になって、
何とかして会社都合にしたいと考える方も
いますが、必ずしも会社都合の方が
良いとも言えないので注意しましょう。

実際にFPである筆者は、
会社都合退職のデメリットを説明して
驚かれたこともあるのが実情です。

そこで今回は、退職時の
会社都合によるデメリットについて
お伝えします。

あなたの退職に、お役立て下さいませ。

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退職の会社都合のデメリット!転職に不利になるって本当?

退職が会社都合の場合の一番のデメリットは
やはり「転職で不利になることがある点」
です。

倒産などなら関係ありませんが、
「解雇」の場合は問題社員と見なされ、
そして不利な扱いを受けることに
繋がります。

とはいえ、自己都合でも理由次第と
いえますから、そういう意味では
大きなデメリットとはいえないかも
しれません。

退職が会社都合だと給与遅配が起こる?

退職が会社都合であっても、それと
給与の遅配はイコールにはなりません。

ただ、その会社都合が「倒産するから」
などの場合は、確かに給与遅配になる
可能性もあるといえるでしょう。

多くの倒産は、資金繰りに
行き詰ったからこそですからね。

自分の会社が倒産しそうな場合は、
ぜひ前もって備えておきましょう。

退職が会社都合だと保険はどうなる?5つの種類で解説

自己都合でも会社都合でも、
転退職する時には様々な手続きが必要です。

そして大きく
「次の職場が決まっているか否か」で、
自分でやるべき手続き内容は変わります。

会社都合なら次の職場が決まっていない事も
多いので、漏れのないよう全てを
手続きしておきましょう。

次の章から、そんな必要な
手続きについてお伝えします。

①国民健康保険

まずは「国民健康保険」です。

退職すると、今まで使っていた
「健康保険」が使えなくなりますから、
次の職場が決まるまでは国民健康保険に
切り替えておきます。

ちなみに切り替え手続きは近くの役所で、
国民年金の手続きと一緒に行うのが
基本です。

もしこの手続きを怠ると、病院の窓口で
全額自己負担になりますから、
注意しましょう。

②雇用保険

次に「雇用保険」です。

退職時の雇用保険とは、基本的には
後述する「失業保険(失業給付)」
をもらう手続きのことといえます。

手続きは近くのハローワークで、
求職の申し込みとともに行うのが基本です。

ただし、即座に次の職場が
見つかった場合など、必ずしも
必要な手続きではないので、
必要に応じて手続きしましょう。

③再就職手当

そして「再就職手当」です。

再就職手当(金)とは、簡単にいえば
失業給付の一種ともいえ、早期に再就職が
決まった時に一定の条件を満たしていれば、
失業給付の残りを一括でもらえる制度です。

この制度があるため、「ギリギリまで
失業給付を貰ってから再就職しよう」
などと考えなくて良いわけですから、
嬉しいですね。

④失業保険

さらに「失業保険」です。

これは厳密にいえば「雇用保険に
入っていたからもらえる失業給付」
のことになります。

雇用(収入)を守るための保険に
加入していて、その雇用を失ったから、
次の職場が見つかるまでの繋ぎ資金が
もらえる訳です。

ただし、失業給付は原則として一年しか
貰えませんし、一年以内に次の職場が
見つかる保障もありませんから、退職後は
必死になって再就職を果たしましょう。

なお、扶養との関係が気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職した時の扶養と失業保険の関係は?知らないと損する5つの事実

色んな関係性がありますね。

⑤社会保険

最後は「社会保険」です。

これは退職時に限っていえば、
先ほども触れた「国民健康保険と国民年金」
のことになります。

それぞれ、今までは健康保険・厚生年金
でしたが、退職になった訳ですから、
次の職場が見つかるまでは
切り替えておきましょう。

なお、退職して収入が下がり、それぞれの
保険料支払いが厳しい場合は、役所のかたが
相談にのってくれる(減額や免除してくれる)
事もあります。

退職時は試しに相談してみましょう。

退職を会社都合にする条件は?

退職を会社都合にしたい場合は、
まずは素直に
「会社都合にしてもらえませんか?」
とお願いしてみると良いでしょう。

それで会社が聞き入れてくれたら、
特に条件もなく会社都合扱いとなります。

ただし、会社が何らかの助成金や
補助金の類を受けている場合は、
会社に不都合が発生しますから、
厳しいのが実情です。

退職が会社都合だと証明するには?

退職が会社都合だと証明する方法としては、
「離職票」が簡単です。

ただ離職票はハローワークに提出する書類に
なりますから、再就職の面接で必要な場合は、
前の会社に「退職証明書(解雇理由証明書)」
を請求すると良いでしょう。

また前の会社が倒産したから会社都合退職の
場合は、諸々の書類が揃わないことも
あります。

そんな時は、離職票ならハローワークで
再発行できますし、その旨を言えば
退職証明書も不要としてくれる事も多いので、
覚えておきましょう。

なお、合意書が気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職の合意書は会社都合の場合どうなる?自己都合の際の注意点も!

色んな書類があるものですね。

まとめ

気になる方は動画もどうぞ。

今回の記事では、
退職が会社都合のデメリットについて
様々な角度でお伝えしました。

ただ、目先の失業給付も大切ですが
それ以上に再就職のほうが大切です。

ヘンなところで貴重な時間を使うくらいなら
ぜひ再就職活動に奮闘して下さいね。

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