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退職で確定申告をしないのはアリ?いくらからが必要な人?

会社を退職した場合、確定申告
しなければならない事も多いのですが、
実際にはしない、したくないという声も
意外と多いのが実情です。

確かに確定申告、ひいては税金というのは
難しく感じますし、ずっと
年末調整だったのなら、その気持ちも
分かるところかもしれません。

ただ…したほうが得という事も多いですよ。

実際にFPである筆者は、過去に退職者が
堂々と確定申告をしない姿をみて、
残念に思った事もありました。

そこで今回は、退職時の
確定申告をしない行為について
お伝えします。

あなたの退職に、お役立て下さいませ。

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退職で確定申告をしないのはダメなの?

少し誤解されている方も多いのですが、
退職後には必ず確定申告を
しなければならない訳ではありません。

例えば年内に再就職できれば、引き続き
年末調整で処理してもらえますし、仮に
年内に再就職できなかったとしても、
退職金ナシなら大丈夫な事も多いです。

なぜなら、一般的に年の途中で
退職した場合は、単に
「所得税を納め過ぎたまま」という事が
多いといえます。

このため、確定申告をしなかったとしても、
その納め過ぎた税金が
戻ってこないだけです。

損といえば損なのですが、
それでもいいならしないのも
アリかもしれません。

退職の確定申告はいくらから必要なの?

退職時に確定申告が必要になるのは、
早い話が
「税金を納めなければならない場合」
です。

そして、納めなければならない税金が
あるかないかは、一概に年収だけでは
判断できません。

このため、税金の有無が分からない場合は、
それこそ確定申告をしたほうが無難です。

なぜなら、仮に納めなければならない税金が
あるのに確定申告しなかったら
「無申告」として、一定の懲罰的な
税金が発生します。

逆に納めなければならない税金がないなら
税金を払いすぎている可能性があるので、
確定申告しなかったらお金が
戻ってきません。

こういう意味で、どちらにしても
確定申告は「した方が無難」です。

退職の確定申告!必要な場合の5つの対象

先ほどの通り、基本的に確定申告は
「した方が無難」です。

ただ、そうはいってもできるだけ
したくないという方も
多いかもしれませんね。

簡単にいえば年末調整を受けた人は
しなくても大丈夫なのですが、
特殊事情も含め、しなければならない場合も
知っておいたほうが無難でしょう。

そこで次の章から、確定申告が
必要な人についてお伝えします。

1. 年末調整を行っていない

まずは「年末調整を行っていない人」です。

これは汎用的な意味合いですが、
何らかの理由で収入があったのに年末調整を
行っていない場合は、確定申告が
必要といえます。

確定申告したほうが得という可能性も含めて
年末調整していないなら確定申告に
チャレンジしましょう。

ちなみに、どうしても確定申告が
苦手という方は、税理士に代行を
依頼することもできますから、
合わせて覚えておきましょう。

2. 途中で無職となった人

次に「途中で無職となった人」です。

これはもう少しいえば
「年の途中で退職して無職となり、
年内に再就職できなかった人」
といえます。

この場合は、そもそも年末調整を
してくれる会社がない訳ですから、
素直に確定申告が必要になる訳です。

ただこの場合は、すでに収入に合わせて
所得税を源泉徴収されていますから、
あくまで「した方が得」なことが
多いといえます。

それでも一概にはいえないので、やはり
必要と考えておいたほうが安全です。

3. 副業による所得が20万円を超える人

そして「副業による所得が
20万円を超える人」です。

これは正確にいえば「給与所得と
退職所得以外で20万円を超える収入がある人」
ですが、副業と考えれば簡単かもしれません。

確定申告をサボると、会社に副業が
バレる可能性も高まるので注意しましょう。

ちなみに、確定申告をすることが
会社バレに繋がる訳ではありません。

一定の住民税手続きさえすれば大丈夫なので
安心して確定申告しましょう。

4. 転職して、退職した会社の源泉徴収票を転職先に提出していない人

さらに「転職して、退職した会社の
源泉徴収票を転職先に提出していない人」
です。

これには色んな可能性が考えられます。

源泉徴収票を紛失した、
元の会社と喧嘩別れで貰えていない、
手続きに間に合わなかった…。

こういう時は、諦めて確定申告しましょう。

ただこの場合は、来年以降は
年末調整できますから、あくまで
初年度だけですけどね。

5.2つ以上の会社を掛け持ち。まとめて年末調整をおこなってもらえない人

最後は「2つ以上の会社を掛け持ち、
まとめて年末調整をおこなって
もらえない人」です。

といいますか、基本的に年末調整では
こういった処理はしてもらえません。

この場合には、普通に確定申告が必要です。

諦めて、確定申告を実践してみましょう。

確定申告の金額!計算の方法は?

確定申告の計算方法とは、簡単にいえば
収入から経費を差し引いて利益額を
計算し、その利益額に税率をかけて
計算します。

専門用語が沢山並んでいて難しく感じる人も
多いですが、基本はこんな流れですから、
一つ一つ理解しながらチャレンジ
してみましょう。

なお、最近ではパソコンで作成するのが
基本なので、表示されるままに
入力するだけですから、思ったより
簡単と感じるかもしれませんよ。

なお、計算をもっと知りたい方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職の住民税の計算!12月末だと何が違うの?

ぜひ一度計算してみましょう。

まとめ

気になる方は動画もどうぞ。

今回の記事では、
退職時に確定申告しないのは
控えたほうが無難とお伝えしました。

どうしても難しく感じるのは分かるものの
ずっと避けるのは損を生みやすくなります。

これも一つの社会勉強と考えて
確定申告に挑戦してみましょう。

なお、特殊事情が気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職の源泉徴収票!確定申告には2枚必要って本当?

普通は1枚ですけどね。

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