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退職で国民健康保険に加入しないのは損?免除について解説

会社を退職すると健康保険が
使えなくなりますから、国民健康保険に
加入するのが基本ですが、
中には加入しない人もいます。

その理由は手続きが面倒だったり保険料を
支払いたくなかったりするようですが、
実際には加入しないのは、
むしろ損かもしれません。

加入したら損と考えていた人には、
少し驚きでしょうか。

実際にFPである筆者は、過去に
退職者に国民健康保険に加入しないのは
損だと伝えて驚かれましたね。

そこで今回は、退職後に
国民健康保険に加入しないことについて
お伝えします。

あなたの退職に、お役立て下さいませ。

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退職で国民健康保険に加入しないのは損?

そもそもですが、会社を退職したら
国民健康保険に加入するのは
実質的に強制です。

このため、本来は損得で
加入するかしないかを
選べるものではありません。

加入しなくてもよいケースといえば、
間髪入れずに次の就職先が
決まっている場合程度でしょうか。

それに、国民健康保険に加入しないままでは
病院に行ったら10割全額の
自己負担になるどころか、そもそも
診察を断られることもあります。

病気やケガというのは、どんなに健康に
自信がある人でもなりえるものです。

余計なリスクを抱えるのは、
やはり損ではないでしょうか。

退職で国民健康保険は免除される?

退職後に国民健康保険に加入しない一般的な
理由の一つとして「保険料が気になるから」
が挙げられます。

退職して当面、収入が途絶える訳ですから、
貯金が少なければそんな心境にも
なるでしょうね。

ですが、仮にそうであっても
国民健康保険には加入したほうが得です。

なぜなら、国民健康保険には
「減免制度」があります。

これは早い話、保険料を
割安にしてくれる制度です。

会社を退職したのなら、
その申請も通りやすいですから、
国民健康保険に加入したうえで、
この制度を申請しましょう。

どの道、加入は強制ですからね。

国民健康保険の免除・減免の対象は?3つのパターンを紹介

会社を退職すると、基本的には
保険料の免除や減免申請が通ることが
多いです。

ただ、国民健康保険は退職している間だけ
加入するとは限りません。

このため、どんな場合になら保険料の
免除や減免申請が通るのかを、少しは
知っておいた方が安心できるでしょう。

そこで次の章から、いくつかの
パターン別に減免制度をお伝えします。

1.障害者

まずは「障害者」です。

そもそもですが、残念ながら
「障害がある、障害年金をもらっている、
障害者手帳を持っている」
だけでは減免申請は通りません。

ただ、障害を負ったことで普通に働いて
保険料の支払いをするのが困難な場合は、
対象になりえます。

ちなみに障害を負った場合は、最近では
様々な障害者支援が行われており、
それは行政サービスでも変わりません。

このため、何らかの独自制度が
あるかもしれませんよ。

2.フリーター

次は「フリーター」です。

最近ではフリーランスなどもいますね。

残念ながら、これもフリーターと
いうだけでは減免申請は通りません。

ただ、例えば繋ぎの意味で
フリーターになった事で大幅に年収が
下がってしまった場合には、
申請が通る可能性も残ります。

なお、国民健康保険の保険料は、
前年の所得をもとに計算されますから、
そのままフリーターを続ければ、
来年はそもそも保険料が安くなるでしょう。

3.うつ病

最後は「うつ病」です。

最近はよく聞きますね。

そしてこれも、残念ながら
「うつ病になった」というだけでは
減免申請は通りません。

ただ、うつ病になって会社を退職した場合は
普通に申請も通るでしょう。

あくまで収入具合で
考えておくことが大切です。

なお、うつ病で会社を退職する場合は、
健康保険から「傷病手当金」が
もらえる可能性があります。

他にも「労災」で損害賠償が
もらえる事もあるので、
覚えておきましょう。

退職の国民健康保険の期限は?

退職後に国民健康保険に加入する期限は、
会社を退職した翌日から14日以内と
されています。

急いで加入しなければならない訳では
ありませんので、都合の良いタイミングで
役所に行きましょう。

ちなみに加入手続きには、いくつかの
書類が必要なのでご注意下さい。

なお、仮に手続き前に病院に行くと
10割全額自己負担になります。

ちゃんと手続きすれば7割は
戻ってきますが、貯金が少ない場合は
厳しいでしょうし、早めに
手続きしましょう。

なお、忘れた場合が気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職の国民健康保険の切り替え!忘れた場合や期間をまとめてみた

ぜひお急ぎを。

会社が退職の国民健康保険の手続きをやってくれるって本当?

国民健康保険の手続きは、
基本的に会社はやってくれませんから、
自分で手続きする必要があります。

そこまで難しい手続きでもなく、
必要書類などを揃えて役所に行けば
よいだけですから、なんとか
勇気を振り絞って行ってみましょう。

ちなみに一応、代理人でも手続きすることは
できますが、同一世帯以外の人が
手続きする場合は、あなたの
委任状が必要です。

とはいえ、会社に代理を
期待しない方がいいでしょうね。

まとめ

気になる方は動画もどうぞ。

今回の記事では、
退職時に国民健康保険に加入しない点を
いくつかの角度でお伝えしました。

ひとまず、減免制度もある訳ですから
リスクを考えれば加入しないのは損です。

国民の義務で強制でもありますから
退職後はしっかり手続きしましょう。

なお、手続きが気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職の国民健康保険の手続き!必要書類を徹底解説

準備万端で挑みましょう。

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