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退職の源泉徴収票!確定申告には2枚必要って本当?

会社を退職すると基本的に源泉徴収票を
もらうことになりますが、中には
この票の意味がよく分からず、
確定申告で困っている方がいます。

確かに、大抵の方にとっては仕事でも
プライベートでも使うことはありませんし、
知らなくても問題ありませんからね。

ただ、さすがに時には
困るのかもしれません…。

実際にFPである筆者は、まさしく
退職して源泉徴収票をもらい、
確定申告で困っている方とも会いました。

そこで今回は、退職時の
源泉徴収票と確定申告の関係について
お伝えします。

あなたの退職に、お役立て下さいませ。

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退職の源泉徴収票!確定申告の用紙は2枚必要なの?

そもそもですが、退職時に受け取る
源泉徴収票は1枚が基本なので、
その1枚をそのまま使って
確定申告すれば問題ありません。

ただ、稀に退職者の中には2枚の
源泉徴収票をもらう方がいます。

大抵の場合は、退職後に何らかの
給与清算があったような場合でしょうか。

そういう時でも、確定申告で使う
源泉徴収票は1枚になり、もう1枚は
転職先に提出して年末調整を
続けてもらいます。

年末調整では2枚の源泉徴収票を使うことは
できませんから、そのできない部分だけ
自分で確定申告をする必要が
でてくる訳です。

なお、年内に再就職ができなかった場合は、
年末調整してくれる会社がありませんから、
2枚とも使って確定申告をします。

またこれは、例えば派遣などで
2ヶ所以上から源泉徴収票をもらったような
場合も同様です。

確定申告がんばってくださいね。

退職の確定申告には期限がある?

確定申告の期限に退職はとくに関係なく、
期限は2月16日~3月15日になります。

土日は税務署がお休みなので、
実際には少しズレもありますが、これは
法令で決まっているので毎年変わりません。

つまり、退職の時期にもよりますが、
直後に何かする訳でもない訳です。

合わせていえば、会社を退職しても年内の
12月31日までに再就職を果たせば、
今年も年末調整で済ませられる可能性が
あります。

あまりにギリギリだと間に合わない事も
ありますが、ひとまずだからこそ退職後は、
懸命に就職活動をすることが大切です。

また、事情によってはこのため、
源泉徴収票などの重要書類も長期間、
保存する必要が出てきます。

その期間が長いほどに、やはり中には
無くしてしまう方も出てくるのが実情です。

そうなると、これはこれで一つの
トラブルですから、ぜひ
気を付けておきましょう。

退職の確定申告の必要書類は何種類あるの?

確定申告に必要な種類は、
もの凄く沢山あります。

ただ、その中で本人に関係があるものだけ
持参・添付すればよいので、
そこまで恐れる必要はありません。

ひとまず、退職者なら共通的に確定申告で
必要になるものとしては、以下の通りです。

  • マイナンバーカード
  • 預貯金口座番号が分かるもの(還付用)
  • 印鑑
  • 源泉徴収票

あとはこれに、事情によっては医療費控除や
生命保険料控除などが使えるでしょうから、
医療費の明細書や保険会社から送られてくる
書類を持っていきます。

他にも必要という訳ではありませんが、
「あった方が得」な書類はいくつかあるので
使えそうなら持っていきましょう。

退職の確定申告の書き方は?

退職に限りませんが、そもそも
最近の確定申告書は手書きではなく、
PCで作成するのが基本です。

国税庁のホームページを見れば
「確定申告書等作成コーナー」
があります。

そして、あとは指示されるがままに
書類をもとに記入していけば、
それで完成です。

ちなみに他にも、
税務署で用紙をもらう、
専用のPCソフトで作成する、
といった方法もあります。

あなたの好きな方法を選択しましょう。

なお、それでも書き方に不安がある場合は、
直接、税務署に行けば書き方を
教わりながら作ることもできますから、
初心者にはお勧めです。

退職の源泉徴収票は再発行出来るの?

退職時にもらう源泉徴収票は、基本的に
元いた会社に連絡することで
再発行してもらえます。

ただし、源泉徴収票の再発行に
関するルールは特に明確なものがある訳では
ないので、元いた会社次第です。

このため、あなたと会社との
関係によっては厳しい事もあります。

また仮に良好な関係のまま円満退職を
果たした場合でも、そもそもルールが
ない訳ですから、中には退職後すぐに
データを消去しているかもしれません。

あるいは、
会社がすでに倒産していた場合は、
やはり厳しいです。

このため、できるだけ
無くさないようにしましょう。

なお、再発行をもっと知りたい方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職の源泉徴収票の再発行は出来る?紛失した場合の対処法

無くさないのが一番ですけどね。

確定申告の控除証明書って?

そもそも税金というのは、
一年間の収入から経費を差し引き、
その差額利益に税率を掛けて
税額が決まります。

このため、経費が多いほどに
税金が安くなるのですが、この経費を
税金計算上は「控除」と呼ぶわけです。

つまり、かかった経費の
証明書という事になります。

またこの控除は、具体的な経費では
ないものでも定められたものなら
差し引ける代わりに、
一定の証明書が必要です。

どんな経費が差し引け、そのために
何の書類が必要か、しっかり調べましょう。

まとめ

気になる方は動画もどうぞ。

今回の記事では、
退職時の源泉徴収票と確定申告について
基本的に使うのは1枚とお伝えしました。

会社員の多くは確定申告が苦手ですが
還付の可能性もあり、しないのは損です。

少しだけ勉強して
ぜひ確定申告をこなしましょう。

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