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退職の扶養の手続き!必要書類をリストで紹介!【徹底解説】

会社を退職する時には
様々な手続きをするものですが、
とりわけ扶養に関して、
気にする方が多いかもしれません。

即座に次の会社に転職するならともかく、
そうでないなら扶養にしている家族の事、
そして自分が家族の扶養に入る可能性など、
当面の社会保障をどうしたらいいのか
悩むのも分かるところです。

実際にFPである筆者は、過去に
退職に伴う扶養関係の手続きについて
相談された事もありますよ。

そこで今回は、退職時の
扶養に関する手続きについて
お伝えします。

あなたの退職に、お役立て下さいませ。

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退職の扶養手続きの3つの必要書類!

そもそもですが、扶養や社会保障を
考える時には「ベターを選ぶ姿勢」
でいることが大切です。

税制面も社会保障の側面も、あまりに
複雑なので「一番お得な方法」を
探そうとすると、かなり難易度が
ハネ上がります。

仮に不十分であっても
「ちゃんと手続きしたか否か」という
最低ラインをクリアしていれば
大丈夫と考え、そのうえで
書類を揃えて手続きに挑みましょう。

何も手続きしないのが一番ダメですからね。

次の章から、
必要書類についてお伝えします。

1.被扶養者届け

まずは「被扶養者届」です。

退職の場合は、正確には
「被扶養者異動届」になります。

あなたが退職して職を失ったとなれば、
そのまま扶養している家族がいる場合、
その家族についても一旦、
扶養関係が失われますから、
それに合わせた手続きも必要です。

なお、この場合は手続きも大切ですが、
その前に「今後どうするのか」を
決めることも大切といえます。

特に税金面はともかく、
社会保険をどうするのか…。

家族と話し合って、
今後について決めていきましょう。

2.収入証明書

次に「収入証明書」です。

これは、扶養に入る時には
「扶養に入る人の年収」が
一つの要件になっているため、
それの確認のために提出します。

ちなみに退職した人が家族の扶養に入る時は
「退職証明書」または
「雇用保険被保険者離職票」でも
代用可能です。

ちなみに退職後に即、次の職場が
決まっていない時は「失業給付」の
手続きをすることが多いですが、その時は
「雇用保険受給者証(のコピー)」
提出することになります。

いずれにしても、一定の書類で
「年収が低いこと」を証明し、
扶養に入れるよう手続きしましょう。

3.住民票の原本

最後は「住民票の原本」です。

扶養関係の手続きをする時には、
本人と対象者との関係性(続柄)が
大切になりますから、それを
確認するための書類となります。

あるいは「戸籍謄本」でも代用可能ですが、
ともかく関係者との関係を証明する書類を
提出しましょう。

ちなみに必要な書類は、他にも例えば
「国民年金第3号被保険者該当届」などが
必要になることもあります。

このため、退職時には会社の総務などに
事前にしっかり確認を取り、
すべての書類を揃えて手続きを滞りなく
完了させるよう配慮することが大切です。

退職の扶養手続きの方法は?

例えば夫婦のどちらかが退職したことで、
もう一方の扶養に入りたいと思った時は、
まずはその旨を会社に伝えることから
始まります。

そうすると、会社が手続きに
必要な書類を教えてくれるでしょうから、
それを揃えて手続きするのが
基本的な流れです。

そうすれば、あとは2週間程度で
会社から保険証が貰えるでしょう。

少しだけ時間がかかりますから、
なるべく退職後、早期に会社に
申し出ることが大切です。

退職の扶養は失業保険よりも先に手続きが必要?

退職時の扶養手続きは、必ずしも
失業保険より先に手続きする必要は
ありません。

先ほども少し触れましたが、
失業給付を貰っている時でも
必要な書類を揃えることはできますからね。

ただし、この場合は失業給付の金額には
注意が必要かもしれません。

失業給付は、税金上は非課税なのですが、
扶養に入れるか否かの収入要件としては
収入と見なされます。

金額が多いと扶養に入れない事もあるので、
注意しましょう。

退職の扶養!住民税との関係は?

まず退職するという事は、
以後は住民税を普通徴収という形で
納めることになります。

退職時に一括で支払うことも可能ですから、
少し考えてみましょう。

また家族を扶養に入れていた場合は、
一旦扶養関係ではなくなりますが、
住民税は前年の所得を元に請求されますから
注意が必要です。

想像以上に高額に感じることも多いので、
事前にしっかり準備しましょう。

退職の扶養手続きをすると確定申告はどうなる?

そもそもですが、退職時の扶養手続きと
確定申告は別問題です。

そして、年内に次の職場が見つかれば
変わらず年末調整できますが、
見つからなければ確定申告が
必要になります。

そして見つからない場合は、別途、
扶養に関する諸々の手続きが必要です。

ただ、扶養に関する手続きは、
退職後すぐに実行しますから、
確定申告を気にするより再就職を
意識した方が無難かもしれません。

まとめ

気になる方は動画もどうぞ。

今回の記事では、
退職時の扶養手続きで必要な書類を

  • 被扶養者届
  • 収入証明書
  • 住民票の原本

とお伝えしました。

ただ、扶養は手続きもさることながら
「どうしたいか」の意思決定が先決です。

その気持ちを先に固め
そして手続きに挑みましょう。

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手続き



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