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退職のボーナスはもらえない!?減額されるのは違法?

会社を退職する時には、今までの労働に
対するボーナスとして退職金がもらえる事も
多いですが、最近ではもらえない会社も
増えてきました。

もっとも、実際には未だに企業の7~9割で
退職金制度が残っているのですが、一方で
非正規雇用が増加傾向ですから、そのように
感じるのも仕方ありませんね。

実際にFPである筆者は、そんな
退職ボーナスがもらえない、あるいは
減額されるかも…などの不安を
よく聞きました。

そこで今回は、退職ボーナスが
もらえない可能性についてお伝えします。

あなたの退職に、お役立て下さいませ。

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退職でボーナスがもらえない!?それって法的に大丈夫?

そもそも退職時のボーナスのように思える
退職金は、法律的に支払いが
義務付けられているようなお金では
ありません。

いわば一種の福利厚生のようなもので、
退職金制度を導入するか否かは会社の
判断次第です。

このため、もらえないとしても
問題にはなりません。

また一口に退職金制度といっても複数あり、
特に「正社員に限り」制度の対象になると
規定している会社も多いです。

その一方で、一部の会社では非正規雇用の
社員でも退職金がもらえることも
ありますから、本当に会社によるとしか
言えないものといえます。

なお、給料の方が気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職してから給料が未払い!もらえない・振り込まれない理由は?

スムーズに貰えるといいですね。

退職でボーナスを減額するのは違法?

特にたいした理由もなく、いわば経営者の
一存・独断、あるいは嫌がらせのような
意味合いで、退職金を減額するのは
違法です。

ただし、明確かつ正当な減額理由が規定に
示されており、それに該当したから減額…
というのは、違法とはいえない可能性が
残ります。

いずれにしても、まずは会社の退職金に
関する規定を確認して、納得できない場合は
労働局や労働基準監督署に相談すると
良いでしょう。

その場合は、ちゃんと証拠を集めた上で
実行してくださいね。

退職のボーナスについて知っておきたい5つのこと

明確に法律で定められている訳では
ないからこそ、退職金制度は会社によって
微妙に内容が違います。

別途、例えば確定拠出年金のような制度を
導入している場合は別ですが、通常の
退職金制度そのものはバラバラです。

ただ一方で、基本的な造りは
似通っていますから、まずはその基本を
理解した上で会社のルールを
確認しておきましょう。

次の章から、そんな退職金の
基本についてお伝えします。

1.期間について

まずは「期間について」です。

一般的な退職金制度というのは、会社への
勤続の期間によって金額が変わります。

あとは当人の役職や退職理由でも
変わりがちですが、それでも勤続の期間が
ポイントです。

そして当然ながら、長く勤めた人ほど
金額も大きくなります。

逆に、最低限勤めなければならない期間も
あることが多く、一般的には3年程度以上
勤めて、ようやく退職金の権利を
もらえることが多いです。

2.確定申告の有無について

次は「確定申告の有無」です。

退職金をもらったら、基本的には
確定申告が必要になります。

ただし、あらかじめ「退職所得の受給に
関する申告書」を提出しておけば、
源泉徴収で課税関係が終了しますので、
確定申告は不要です。

ちなみに退職金に係る税金は、
特別な計算方法で税金が安くなるよう
設計されています。

このため、本当に退職ボーナスのように
感じられるでしょうね。

3.基準日って?

そして「基準日について」です。

これはそこまで意識しなくていいかも
しれませんが、かんたんに言えば
「退職金計算の基礎になる勤続期間を
数える日」になります。

ちなみにこれは、退職金の計算上と、
税金の計算上の2種類あるので
注意しましょう。

また、退職金の計算上は会社によりますが、
税金の計算上は勤続期間は一年単位で
計算し、たとえ1日でも端数があれば
1年としてカウントします。

4.ボーナスの査定って一体何?

さらに「ボーナスの査定について」です。

これは会社によって様々ですが、
かんたんにいえば「会社毎の独自の
プラスマイナス制度」といえます。

例えば、会社への貢献度が高ければプラス、
損害を与えたらマイナス…などです。

あとは上司格の心象的な評価ということも
あるでしょうか。

事前にしっかり規程を確認し、少しでも
増やしてもらえるよう努めましょう。

5.ボーナスの権利は会社側にある?

最後は「ボーナスの権利について」です。

通常のボーナスと同じく、退職金も
一定程度、会社にその裁量が
認められています。

理不尽な減額は認められていませんが、
会社の業績によっては全額カットも
ありうると考えたほうが無難です。

ただ、それでも会社に退職金規定があるなら
あくまで権利は従業員にあり、
もらえるのが基本ですから安心しましょう。

まとめ

気になる方は動画もどうぞ。

今回の記事では、
退職時のボーナスがもらえない点について
いくつかの角度でお伝えしました。

退職金は絶対もらえるものではないので
貰えたらラッキーと考えると良いでしょう。

あるいは自分で独自に退職金を準備し
その後に備えていきましょう。

なお、上司が怖いという方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職で上司がキレる!喧嘩してしまった&怖い場合の対処法

円満退職、できるといいですね。

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