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退職の国民年金の切り替え!期限はいつまで?

会社を退職すると、いくつかの社会保険の
手続きが必要になりますが、中でも
国民年金について、その切り替え期限が
気になる方もいるようです。

特に年金は、健康保険とは違って
即座に必要という訳でもないので、手続きを
面倒に感じて放置しがちな
傾向にもあります。

お気持ちは分かりますが、
ちょっと危険かもしれませんよ。

実際にFPである筆者は、過去に
退職者から国民年金の切り替え期限を
相談されましたね。

そこで今回は、
退職時の国民年金の切り替え期限を
お伝えします。

あなたの退職に、お役立て下さいませ。

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退職の国民年金!切り替えの期限はいつからいつまで?

退職時の国民年金への切り替えは、
原則として退職日の翌日から
14日以内にすることとされています。

このように2週間しかありませんから、
すでに次の職場が見つかったうえで
退職するならともかく、そうでないなら
一度は切り替え手続きが必要になります。

ちなみに気を付けたいのは、
厚生年金の時に奥さんを扶養に
入れていたような場合です。

国民年金には扶養という考え方が
ありませんから、あなたが国民年金に
加入する時は奥さんも別途、
国民年金に加入しなければなりません。

保険料も二人分必要なのでご注意を。

なお、14日を超えて期限に
間に合わなかったとしても、
すぐに役所で相談すれば大丈夫です。

場合によっては延滞金が
発生することもありますが、
ついうっかり忘れることは
誰にでもありますからね。

悪態をつくと役所も強硬策に出てきますから
丁寧な応対を心がけましょう。

退職の国民年金の切り替え!必要書類は?

退職して一時的に国民年金に
切り替える場合の必要なものは、
以下の通りです。

  • 年金手帳、または基礎年金番号通知書
  • 離職票や退職証明書など、退職日の分かるもの
  • 本人確認証(マイナンバー)
  • 印鑑

なお、平成30年3月5日以降の
切り替え手続きにおいては、
基礎年金番号に代えて
マイナンバーで行えるようになりました。

ただし、切り替え前後のころは
役所の方でも勝手がイマイチという事も
ありますから、どちらでも出せるよう
準備しておいたほうが無難です。

また離職票は、ハローワークでの失業給付の
申請に必要なものであり、しかも退職して
しばらくしてから送られてきますから、
手元にない事もあります。

そんな時は退職証明書を請求するか、
あるいは「源泉徴収票」でも代用できるので
覚えておきましょう。

退職の国民年金の手続きはどこで出来るの?

退職して国民年金に切り替える手続きは、
住所を管轄する役所で行います。

ちなみに退職時には健康保険を
国民健康保険に切り替える手続きを
することも多いですが、
その手続き場所も役所です。

このため、切り替え手続きは2つを
両方一気にすることが一般的といえます。

なお、国民健康保険に切り替える期限も、
実は国民年金と同じく退職日の翌日から
14日以内です。

このため、余計なトラブルやリスクに
出会いたくない人は、退職後はなるべく
早めに2つとも手続きした方が
無難といえます。

大した手間でもないハズですからね。

ちなみに、厚生年金から国民年金に
切り替える場合は自分で役所で手続き
しなければなりませんが、再度厚生年金に
切り替える時は手続き不要です。

不要というより、勤め先の会社が代わって
手続きしてくれますから、本人は
特に何もしなくてかまいません。

国民年金の免除の条件は?退職の場合

退職後に国民年金に切り替えると、以後は
自分で保険料を支払う必要がありますが、
実は国民年金には
「保険料免除・納付猶予制度」があります。

これは、かんたんにいえば
「保険料の支払いが厳しい人は、保険料を
免除、または納付を猶予してくれる」
という制度です。

ちなみにこの制度には、全額免除、
4分の3免除、半額免除、4分の1免除、
納付猶予、の5段階があり、本人の
困窮具合で役所が内容を決めます。

免除がきまると、その期間については
保険料を支払うことなく、支払った
ものとしてカウントしてもらえるので
お勧めです。

ただし、免除してもらった期間については、
将来的に受け取る年金が半分に
なるなどしますから、少し注意も
必要といえます。

また免除や猶予された保険料については、
10年以内なら後から追納することも
可能です。

支払えるようになったら支払うのも
アリでしょうね。

なお、免除をもっと知りたい方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職の国民年金!免除されるデメリットを紹介

デメリットには注意が必要です。

退職の国民年金の任意継続って?

稀に勘違いする方がいるのですが、
健康保険には退職後も最大2年間、
元の健康保険に加入し続けることができ、
これを任意継続といいます。

しかし、年金の方にはこのような
制度はありません。

退職したら、厚生年金から国民年金に
切り替える手続きが必要です。

少し余談ですが、手続きを
ほったらかしていると、最悪、
強制執行を受ける可能性すらあります。

保険料が支払えないなら
免除申請をするなどできますから、
とにかくしっかり相談や手続きを
することが大切です。

まとめ

気になる方は動画もどうぞ。

今回の記事では、
退職時の国民年金の切り替え期限などを
いくつかお伝えしました。

不慣れな人には難しく面倒でしょうが
最低限、保険と年金の手続きは必要です。

どちらも役所の人が教えてくれますから
退職したら、まずは役所に行きましょう。

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手続き



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