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退職金は3年でいくらになる?未満&以上の相場を比較してみた

一般的な退職金制度では、おおよそ
3年以上勤める事でもらう資格が
得られますが、中にはそれで
いくらになるのか気になる方がいます。

退職金となると、何となく相応に
まとまったお金がもらえそうなものの、
思った以上に少なかったという事も
多いです。

その金額が気になるのも
仕方ないかもしれませんね。

実際にFPである筆者は、
退職金が3年でいくらになるのか
聞かれた事もありました。

そこで今回は、退職金が3年で
いくらくらいになるのかについて
お伝えします。

あなたの退職に、お役立て下さいませ。

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退職金は3年でいくらぐらいになるの?以上と未満で比較してみた

そもそもですが、一口に退職金といっても
制度内容や金額は会社によって様々です。

普通の給料でも、中小企業と大手企業では
全然違いますが、それは退職金でも
同様となります。

また、退職時の役職や退職理由などでも
大きく変わることも多いのが実情です。

このため、最終的には各会社のルールや
業績次第になりますから、自分で
試算してみるのが一番といえます。

そして同時に、定年退職ならともかく、
短い期間で退職した場合は想像以上に
少ない金額しかもらえないことも多いので、
期待しすぎには要注意です。

こんな感覚を元に、次の章から
少し相場観をお伝えします。

3年以上の場合

まずは「3年以上の場合」です。

ひとまず3年以上勤めたなら、
退職金が貰える最低条件は
クリアしているかもしれませんね。

ただホントに3年程度で退職した場合は、
新卒者が中小企業を退職した場合、
自己都合で約25万円、会社都合でも
約35万円程度です。

ちなみに3年ではなく10年で
退職した場合でも、自己都合で約115万円
会社都合でも約153万円となっています。

想像以上に少ないのが実情かも
しれませんね。

3年未満の場合

そして「3年未満の場合」です。

冒頭でも触れた通り一般的な退職金制度では
3年勤めることで退職金をもらう資格が
得られます。

このため、3年未満で退職した場合は
そもそも受給資格がなく、退職金は
ゼロ円が基本です。

勘違いしている人も多いかもしれません。

例えば2年で退職した場合、
3年勤めた場合の3分の2が
貰える訳ではないので、注意しましょう。

退職金でもらえる金額!3つのケースで比較してみた

退職金でもらえる金額というのは、
本当に一概に言えないところです。

そもそも貰えない会社もある一方で、
全ての条件が揃った時には数千万円が
もらえる事もあります。

長く勤めたり役職を上げたり、
あるいは転職したり…本人にも
できる範囲で増やす努力を
していきましょう。

次の章から、参考程度に
退職金の目安をお伝えします。

1.会社都合の場合

まずは「会社都合の場合」です。

会社を退職する時は、大きく
自己都合退職と会社都合退職があります。

そして会社都合の場合は、おおむね
自己都合退職に比べて1.3~1.5倍程度が
相場です。

つまり、仮に自己都合退職で
100万円もらえるなら、
130~150万円ですね。

これより多いことも少ないことも
普通にありますが、参考程度に
覚えておきましょう。

なお、都合の違いが気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職金の自己都合&会社都合の違い!減額されるのはどっち?

あなたなら、どちらがいいですか?

2.中小企業の場合

次に「中小企業の場合」です。

ざっくりいえば、世の中の会社は
大手企業と中小企業に分類されます。

そして一概には言えないものの、
それでも大手企業に比べれば
中小企業はその半分が相場です。

仮に大手企業なら1000万円もらえるなら、
中小企業なら500万円になります。

元々の給料も全然違いますし、
そのまま退職金の額にも
反映されるという事ですね。

なお、中小企業をもっと知りたい方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職金の中小企業の平均は? 相場&支給率を検証してみた

中小企業も色々ですけどね。

3.高卒の場合

そして「高卒の場合」です。

これは学歴がどうこうというより、
どちらかと言えば学歴からくる
勤め先の規模に影響されます。

そして明確な相場観は特にないのですが、
それでも大卒に比べ、高卒では
少ないことが多いのが実情です。

やはりできれば、大学は出ておいた方が
何かと有利なのが現実かもしれません。

退職金は自己都合だと減額になるって本当?

退職金が自己都合で減額になるかどうかは
会社次第です。

ただ、確かにそういう制度を
取っている会社も一定数あります。

とはいえ、だからといって会社都合で
退職させられるのを待つのも非現実的です。

それならそれで仕方ないと考えた方が
無難かもしれません。

その上で改めて、
次の職場で稼いでいきましょう。

なお、出ない場合が気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職金が出ないのは違法?もらえない場合は労基に相談してもいいの?

不満な時は遠慮なくどうぞ。

退職金にかかる税金はいくら?どうやって計算するの?

退職金にかかる税金というのは、
少し特別な計算をします。

具体的には、以下のような計算で
出てきた額を退職金から差し引いて、
税金計算の元になる所得額を
計算する訳です。

  • 勤続20年以下…勤続年数×40万円(最低80万円)
  • 勤続20年超 …800万円+70万円×(勤続年数-20年)

仮に勤続18年で1000万円貰ったなら、
「1000万円-720万円」で、
残りの280万円に対して税金が
課税されることになります。

なお、もっと税金が知りたい方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職金は年金にすると税金がかかる?一時金と比較してみた

一番お得な方法を選びましょう。

まとめ

気になる方は動画もどうぞ。

今回の記事では、
退職金が3年でいくらになるかを
自己都合で約25万円とお伝えしました。

退職金で退職時期を考えるのは稀ですが
もうすぐ3年なら、少し待つのも手です。

貰えるものはなるべく貰い
自身の今後に活かしましょう。

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