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退職金が出ないのは違法?もらえない場合は労基に相談してもいいの?

会社を退職すると、中には退職金が
もらえる会社もありますが、労働者の中には
出ないのは違法ではないのかと
考える方がいます。

確かに、少なくとも退職金は多くの方が
知っている制度ではありますし、
「退職したら退職金はもらえて当然」と
捉えている方がいても不思議はありません。

実際にFPである筆者は、過去に
退職金が出ないのは違法ではないのかと
考えている方と会ったこともありました。

そこで今回は、退職金が出ないのは
違法なのかどうかや対処法について
お伝えします。

あなたの退職に、お役立て下さいませ。

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退職金が出ないのは違法って本当?

そもそもですが、退職金は
「退職したら絶対もらえるもの」
ではありません。

退職金制度を作るか否かは会社の
判断次第ですし、会社の業績によっては
途中で制度が変わることもあります。

仮に退職金を出さないという事にしても、
そこには何も違法性はありません。

ただ、会社のルールとして退職金制度が
あるにも関わらず出さない場合は、
話が変わってきます。

会社が退職妨害などを意図して
退職金を出さない場合は、
しかるべきところに相談しましょう。

退職金がもらえない場合の対処法3選

退職金制度があるにも関わらず
退職金がもらえない場合は、
一定の対処をすることで
退職金がもらえる事があります。

泣き寝入りする方も多いですが、
人生においてお金は大切なものですから、
貰えるものはなるべく貰っておいたほうが
無難かもしれませんよ。

そこで次の章から、
そんな対処方法をお伝えします。

1.労基に相談する

まずは「労基に相談する」です。

正確には「労働基準監督署」と
呼ばれるところになります。

ここは行政の機関の一つなのですが、
簡単にいえば「労働上の警察」です。

退職金制度があるにも関わらず
出さないのは違法として、
相談に乗ってもらえるかもしれません。

ただし、普通の警察と同じく
「証拠」がものをいいますから、
しっかり証拠を揃えてから
相談に行きましょう。

2.会社と交渉する

次に「会社と交渉する」です。

なぜ退職金を出さず、どうやったら
退職金を出してくれるのか、
その条件は何なのか…。

従業員が一人で会社と交渉するのは
大変かもしれませんが、こういった
交渉能力も社会人には
大切な能力といえます。

ちなみにこの時には、「納得できない場合は
労働基準監督署に相談する」などという
脅し文句も重要になってきますから、
準備しておきましょう。

3,弁護士に相談する

最後は「弁護士に相談する」です。

弁護士相談は基本的に有料ですが、代わりに
「証拠がなくても相談できる」という点が
メリットになります。

場合によっては、弁護士に電話を
一本かけてもらうだけで
解決できることもありますね。

最近ではインターネットの普及で
弁護士探しも簡単ですから、
身近で頼れそうな弁護士を探し、
相談に行ってみましょう。

退職金がもらえない理由って?

退職金制度があるのに退職金が
もらえない理由として考えられるのは、
おおよそ以下のようなものでしょうか。

  • 制度上の条件を満たさない
  • 退職妨害
  • 上司や社長のイヤがらせ

一般的には下の2つが該当しやすいのですが
意外と従業員側も会社の規約を
確認しておらず、単に条件を
満たしていないケースもあります。

条件を満たしているのに
退職金がもらえないなら、基本的に
悪意しかありませんし、しかるべきところへ
相談に行きましょう。

退職金が出ないと老後は暮らせないって本当?

退職金が出ないと老後は
暮らせないというより、今は
退職金が出ても老後は困窮する可能性が
高い時代です。

このため、退職金が出ないなら尚更、
困窮して暮らせない可能性が
高まるといえます。

まずは退職金をしっかり受け取れるよう
対策を取りましょう。

そのうえで今は人生100年時代、
かつ「一億総活躍社会」です。

定年を迎えたとしても、
改めて再雇用を含め、
雇ってくれるところを見つけて
働きましょう。

退職金の手続きには期限があるって本当?

退職金の手続きは、基本的に
退職した日から5年を超えると
時効になります。

また退職金の支払い時期は、
会社の定款次第です。

退職日に貰えるとは限りませんし、
会社の定款(ルール)も様々ですから、
しっかり事前に確認の上で
ライフプランを考えましょう。

なお、期限をもっと知りたい方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職金の手続きの期限はいつ?最大で5年って本当?

それでも早めが大切です。

退職金は自己都合だともらえないの?

自己都合退職か会社都合退職かで、
退職金が出るか否かが変わることは
基本的にありません。

ただし、中には自己都合退職の場合は
減額する会社もあります。

逆に、会社都合退職なら割増で
もらえるような場合もありますから、
本当にケースバイケースです。

つくづく、退職金がどうなのかは
会社次第の部分ですから、事前に
勤め先の定款をしっかりと
確認しておきましょう。

まとめ

気になる方は動画もどうぞ。

今回の記事では、
退職金が出ないのは違法かどうかを
原則、違法ではないとお伝えしました。

ただし、制度があるのに貰えない場合は
その可能性もあるかもしれません。

そんな時はしかるべきところに相談して
きっちり払ってもらえるよう努めましょう。

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