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退職の時期のベストは?12月がいいって本当なの?

会社を退職しようか考えている人の中には、
「時期はいつがベストなのか」と
悩む方も一定数おられます。

実際には次の職場が見つかったタイミングや
ボーナスを貰った直後、年度末などの
区切りで退職しますが、余裕があるなら
少し考えたいですね。

ブラック企業ですぐにでも辞めたい場合は
厳しいかもしれませんが…。

実際にFPである筆者は、
退職のベストな時期を
聞かれたこともありましたね。

そこで今回は、
退職のベストな時期について
お伝えします。

あなたの退職に、お役立て下さいませ。

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退職の時期のベストは?12月が良い4つの理由

そもそもですが、何事もベストを狙うと
難しいものです。

時にはその姿勢が、かえって
損に繋がることもあります。

特に最近の退職においては、次の職場を
見つけるのが困難なことも多いため、
尚更です。

あまり欲をかかず、
ベターなタイミングなら良しとする程度が
良いでしょう。

ちなみに、現代の退職は
「次を見つけてから」が基本です。

ブラック企業などの場合は悠長なことも
言えない事も多いですが、できるだけ
勤めながら就職活動をして、
見つかったタイミングで辞めましょう。

このタイミングこそが、
ある意味のベストです。

そのうえで、一説には
12月(を過ぎた1月)が一番という声も
あるので、参考までに次の章から
その理由をお伝えします。

1.年末調整の関係

まずは「年末調整の関係」です。

会社員にとっては極めて面倒な確定申告を
考えると、年末の12月31日を超えてから
辞めるのが良いかもしれません。

年末調整は、年末に会社に
在籍しているか否かで判断されるためです。

あとは退職後、また12月31日を
迎えるまでに再就職すれば、
次の職場で年末調整してもらえます。

このため、無職で年を越すのは
控えたほうが無難かもしれません。

2.住民税の軽減

次に「住民税の軽減」です。

そもそも住民税は、前年の所得を元に
今年の税額を計算します。

そして役所によっては、去年と比べて
大幅に年収が下がった場合、住民税を
軽減するという制度を設けているところも
ある訳です。

このため、12月末を超えてから
退職すれば、まさしく
「去年と比べて大幅に年収が下がる」
ことになります。

軽減制度がある役所の管轄にお住まいなら、
考えてみたいかもしれませんね。

3.確定申告のタイミング

そして「確定申告のタイミング」です。

これは先ほどの年末調整と比べて
どう考えるか次第といえるかも
しれません。

じっくり確定申告の準備を
したい方にとっては、直前に十分な時間が
取れることになるので、
良いかもしれませんね。

ちなみに退職後の
確定申告(還付申告の場合)は、
通常の2月16日~3月15日ではなく、
1月1日から提出することもできますよ。

4.ボーナスの付加

最後は「ボーナスの付加」です。

一般的な会社では12月がボーナスの
時期になりますが、その12月に退職を
伝えると、中にはボーナスが
貰えないこともあります。

このため、きっちりボーナスをもらい、
その後の1月に退職を願い出ることが
お勧めです。

ちなみに似た理屈は、
退職金がある場合にもいえます。

退職金をもらう会社のルールや
退職所得控除なども考えたうえで、
退職時期は考えたほうが
いいかもしれません。

退職の時期で税金は変わる?

退職の時期によって、
税金は変わってきます。

住民税は先ほど少し触れた通りですが、
実は所得税も変わってくるのが実情です。

なぜなら会社員として今年これまで
納めてきた所得税は、あくまで
「見込み年収」を元にした
仮払いになりますからね。

年の途中で退職したのなら、その
見込んでいた年収が入ってこない
訳ですから、所得税も多く
払っていたことになります。

しっかり確定申告して、
還付を受けましょう。

なお、退職金が気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職の時期の税金!得をするボーナスの取得方法とは?

退職金そのものも気にしましょう。

退職の時期は法律で定まってるの?

退職の時期は、法律では
「退職日の2週間前までに申し出る事」
とされています。

言い換えれば、辞表を出したら2週間で
辞められる訳です。

ただし、実際には引き継ぎに1ヶ月程度
必要なことも多いため、多くの会社では
「1ヶ月前に」というルールに
なっています。

この食い違いは違法といえば違法と
いえますが、会社にも都合がありますから、
世間一般では1ヶ月で通っているのが
実情です。

穏便に辞めるためにも、会社ルールに
従ったほうが無難でしょうね。

退職の時期は交渉出来るって本当?

退職の時期は、ある程度は
交渉できるといえるのが実情です。

少なくとも従業員サイドは自由に
時期を選べますが、会社にも
都合がありますからね。

交渉できるというより会社から
交渉される事といえますが、ある程度は
会社都合も考えることが大切です。

後任が見つかったら、後任が育ったら、
プロジェクトが終わったら…あなたが
納得・ガマンできる範囲で交渉に
応じていきましょう。

まとめ

気になる方は動画もどうぞ。

今回の記事では、
退職のベストな時期の一つは
12月を超えた1月とお伝えしました。

確かに色んな理由で1月もアリなのですが
一番大切なのは「次が見つかった時」です。

なるべく収入の空白期間を作らないよう
考えて動いていきましょう。

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