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退職した時の扶養と失業保険の関係は?知らないと損する5つの事実

会社を退職した時の悩ましい問題の一つに、
家族の扶養に入るべきか、
それとも失業保険をもらうべきか、
ということが挙げられます。

どちらが損か、それとも得かで考えると
難しくなりがちな問題なのですが、
それでもギリギリの生活を送っているなら、
得なほうを選びたいのが人情でしょうね。

実際にFPである筆者は、
退職時の扶養と失業保険について
相談を受けたこともあるので、
お気持ちは分かるところです。

そこで今回は、退職時の扶養と
失業保険の関係についてお伝えします。

あなたの退職に、お役立て下さいませ。

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扶養に入った状態で失業保険はもらえる?

結論からいえば、扶養に入った状態でも
失業保険は一応もらえます。

ただし、全員がもらえる訳ではなく、
失業給付の基本日額が「3611円以下」
の場合のみです。

そして上記金額は、直前の平均月収が
13~14万円以上だと超えてしまうので、
大抵はもらえないのが実情かもしれません。

なお、受給資格が気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒定年退職の再雇用!失業保険の受給資格はあるの?【徹底解説】

時代も変わりましたね。

扶養と失業保険はどっちが得なの?それぞれのメリット&デメリット

そもそも論として、扶養も失業保険も
「得をすること」が目的ではなく、
どちらかと言えば「大きく損をしないこと」
が目的です。

結局、働くことが一番得なので、
この点だけはお忘れなく。

これを基本に、次の章から
メリットデメリットをお伝えします。

失業保険のメリット

まずは失業保険のメリットです。

失業保険のメリットは、素直に
「現金がもらえる」という点といえます。

実際には振り込みですけどね。

永遠にもらえる訳ではないものの、
だからこそこちらを貰える間は
失業保険をもらう考え方もあります。

扶養のメリット

次に扶養のメリットです。

扶養のメリットは、
「社会保険料を支払わなくてよくなる」
という点が挙げられます。

また扶養には「税金上の扶養」もあり、
その場合は「支払う税金が少なくなる」
という点もメリットです。

なお、それぞれで扶養に入るか否かを
選べますが、入れるなら入った方が
得ということが多いといえます。

失業保険のデメリット

そして失業保険のデメリットです。

少なくとも、失業給付をもらうことに対する
デメリットはありません。

ただし、基本的に最長でも一年しか
もらえませんから、この点が
デメリットといえばデメリットです。

もらえている間に
再就職を果たしたいところですね。

扶養のデメリット

さらに扶養のデメリットです。

扶養も特にデメリットがある訳では
ないのですが、強いて言えば
「将来の年金額が安い」点が挙げられます。

厚生年金の配偶者の扶養に入っている方は、
あくまで「無料で国民年金に入っている」
扱いですから、少し注意が必要です。

失業保険の給付が終わってから扶養に入ると確定申告の必要は無い?

そもそも失業給付は「非課税所得」なので、
確定申告をする必要はありません。

このため、その後に扶養に入れば
確かに必要はないとも言えるでしょうか。

ただし、勤めている最中の税金について
還付を受けられる可能性があるので、
やった方が得になることもあります。

なお、失業給付の手続きが気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒定年退職の失業保険の手続きは?受給方法や条件を調べてみた

一つずつしっかりこなしましょう。

失業保険が終わったら扶養に入りましょう

ひとまず失業給付は原則的に
一年しか貰えませんから、それが終わったら
扶養に入った方が無難です。

一番よいのは再就職を果たすことですが、
それが厳しいなら「無いなりの手」を
打ちましょう。

ちなみに失業給付がもらえる期間は
人によりますから、
合わせて注意が必要です。

扶養は失業保険が給付制限になると入れる?

失業給付が給付制限中なら、
扶養に入れる場合もあります。

ただし、入れない場合もあるので、
入れるか否かを
配偶者の勤め先(の保険組合)に
確認しておきましょう。

ただし、この場合は手続きを
重ねることになるので、
手続き忘れに注意が必要です。

最低限、無保険になってしまう事だけは
避けましょう。

失業保険の最終認定日に扶養に入ることは出来る?

失業保険の最終認定日に扶養に入れるかは、
配偶者の勤め先によりますが、基本的には
「実際の給付をもらい終わったら」です。

それから、改めて申請しましょう。

ただし、扶養の出入りを繰り返すのを
嫌う会社も多いので、注意は必要です。

なお、待期期間が気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒定年退職の失業保険!待機期間はどれくらいある?【徹底検証】

しっかり知っておきましょう。

失業保険は扶養が外れるタイミングで入るべき?

どちらかと言えば逆かもしれません。

失業保険はもらえる期間が
限られていますから、まずはこちらをもらい
貰えなくなったタイミングで
扶養に入るほうが良いでしょう。

扶養から外れるという事は、
仕事が見つかった可能性が高く失業給付は
もらえないでしょうから、尚更といえます。

まとめ

気になる方は動画もどうぞ。

今回の記事では、
退職時の扶養と失業保険について
様々な角度でお伝えしました。

どちらが得かで考えるのもアリですが
一番得なのは「再就職」です。

どちらも、あくまで繋ぎと考えて
再就職活動に励んでいきましょう。

なお、住民税が気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職したら扶養や住民税はどうなる?手続き&普通徴収について

関連部分はしっかり理解しましょう。

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