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退職したら扶養や確定申告はどうなる?気になる疑問を徹底検証!

会社を退職した人の中には、その後に
配偶者の扶養に入って専業主婦などに
なる方もいるものですが、そんな時は
確定申告が気になる方も多いです。

会社員であれば税金などの細かい計算は
すべて会社が年末調整でやってくれますが、
辞めた訳ですから、気になるのも
当然といえます。

実際にFPである筆者は、退職した方から
扶養や確定申告について
聞かれた事もあるのが実情です。

そこで今回は、
退職時の扶養や確定申告の関係について
お伝えします。

あなたの退職に、お役立て下さいませ。

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退職した後に扶養に入ると確定申告しなくても良い?

そもそもですが本来、
その年に相応の年収がある方は全員、
確定申告をするのが基本です。

そして会社員は、普段多めに
所得税を取られている事が多いので、
むしろ確定申告をした方が
税金が返ってくるので得になります。

逆に本来必要な確定申告をしない場合は、
最悪、延滞税や無申告加算税という
ペナルティを課されることもあるので
注意が必要です。

面倒なことはしたくないかもしれませんが、
納税、ひいては確定申告は本来必須なので、
やる前提で考えておきましょう。

扶養の確定申告はいくらから必要なの?

扶養に入った時の当人の確定申告は、
簡単にいえば「150万円」が
一つの壁と考えておきましょう。

年収がこの金額を下回っていれば、
当人に所得税がかからず、また配偶者も
配偶者控除を満額受けられることに
なります。

ただし、これは税金上の話であり、
社会保険上は130万円(一部、106万円)
を超えると扶養に入れなくなるので、
注意が必要です。

このため、確定申告だけなら
150万円が壁になりますが、
社会保険も含めて考えるなら
130万円で考えておくと良いでしょう。

退職した後の確定申告の手続きの5つの必要書類!

退職した年はすでに会社を辞めていますから
今までのように年末調整を
することができません。

このため、基本通り確定申告を
することになります。

そして確定申告をする時には、一定の書類を
一緒に提出することになりますから、
必要な分だけ揃えておくことが大切です。

次の章から、必要な書類や
ポイントをお伝えします。

1.源泉徴収票

まずは「源泉徴収票」です。

これは退職時に会社から
配布されているはずなので、
もし手元に無かったら元の会社に
確認しましょう。

ちなみに、この書類で
「今年支払った所得税額」を把握し、
改めて所得税を正確に計算し、
その差額を清算することになります。

ちなみに大抵の場合、会社員が
毎月支払う所得税は多めに支払っているので
確定申告をすれば還付されることが
多いです。

お金が貰えるとも言える訳ですから、
ぜひ一度チャレンジしてみましょう。

なお、住民税が気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職したら扶養や住民税はどうなる?手続き&普通徴収について

ぜひ事前に調べておきましょう。

2.控除証明書(社会保険料&生命保険料)

次に「控除証明書」です。

これは特に国民年金と生命保険料控除の
証明書になります。

これらは支払った分だけ、
税金(の計算の元になる金額)が
安くなる訳です。

このため、証明書があるなら
しっかり添付のうえで税金計算に入れ、
節税に努めていきましょう。

ただし、これらの証明書が
あるかないかは人によります。

生命保険料は生命保険に
加入していない方はありませんし、
国民年金も全額免除だと届きませんから、
注意しましょう。

3.医療費の領収書

そして「医療費の領収書」です。

医療費は支払った分だけ税金が安くなるので
しっかり書類を添えて申告しましょう。

なお、これは平成31年分までの
経過措置となっており、平成32年分以後は
「医療費の明細書」が必要になりますから、
注意が必要です。

ちなみにこの医療費についても、
当然ながら一年間、一度も病院に
行かなかった方には関係ありません。

ただ、むしろその方が家計上は
助かるはずですから、安心しましょう。

4.還付申告

さらに「還付申告」です。

還付申告とは、そのような申告が
ある訳ではなく、税金を還付を
受けたい方がする確定申告を、
このように呼びます。

つまり、税金の還付を受けたい方は、
普通に確定申告をすれば、
それで還付申告となる訳です。

ちなみに還付申告は、
本来の確定申告の期間とは関係なく、
その年から5年以内なら
申請することができます。

ただし、申請し忘れも怖いですから、
気づいた時にはすぐに実行しましょう。

5.退職の確定申告に期限はある?

本来の確定申告は、
翌年の2月16日から3月15日までが
申告期限です。

ただし、退職時の確定申告は、
基本的に先ほどの還付申告になりますから、
その期限は5年以内となるといえます。

なお、退職時に退職金を受け取った場合は、
「退職所得の受給に関する申告書」を
提出していれば確定申告は必要ありませんが
他の還付がもらえる可能性が残るので、
やっておいた方が無難かもしれません。

まとめ

気になる方は動画もどうぞ。

今回の記事では
退職時の確定申告に必要な書類を

  • 源泉徴収票
  • 各種控除証明書
  • 医療費の領収書

とお伝えしました。

長年生きていれば、いずれ
確定申告をする機会も出てきます。

ぜひこの機会に一度チャレンジして
人生経験に加えていきましょう。

なお、扶養をもっと知りたい方は
以下の記事も参考にどうぞ。

⇒退職の扶養の手続き!必要書類をリストで紹介!【徹底解説】

しっかり手続きしてくださいね。

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