会社を退職する時には、実に様々な手続きが
必要になりますが、だからこそ一定の
チェックリストを欲する方がいます。
厳密にいえば個々人でやらなければならない
手続きは違ってきますが、ひとまず大枠の
チェックリストがあると安心でしょうね。
自分で作るのも大変ですし、
尚更かもしれません。
実際にFPである筆者は、退職時の
手続きチェックリストを求められた事も
ありました。
そこで今回は、退職時の
手続きに関するチェックリストについて
お伝えします。
あなたの退職に、お役立て下さいませ。
退職の手続きのチェックリスト!7のやることを一覧で
大きくいえば、退職時の手続きは
「次の転職先の有無」で変わってきます。
そして次の転職先がない場合、様々な
申請や切り替え手続きが必要になるので、
漏れのないよう全てをしっかり
こなしましょう。
次の章から、そんな退職時の手続きを
一式、お伝えします。
1.ハローワーク
まずは「ハローワーク」です。
これはつまり「失業給付の申し込み」
になります。
合わせて転職先を探すのにも役立ちますが、
いずれにしてもハローワークには
忘れず行きたいところです。
あとは懸命に就職活動をして、改めて
安定収入を手に入れていきましょう。
なお、ハローワークが気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。
忘れず手続きしましょう。
2.国民健康保険
次に「国民健康保険」です。
これはつまり、退職で今までの健康保険の
被保険者ではなくなったからこそ、
切り替え手続きが必要になります。
保険証がないと病院に行ったとき、10割
全額自己負担になってしまいますから、
どんなに健康に自信があっても
手続きが大切です。
なお、国民健康保険をもっと知りたい方は
以下の記事も参考にどうぞ。
スムーズに切り替えて下さいませ。
3.健康保険証
そして「健康保険証」です。
これはつまり、今までの健康保険証の
「返却」が必要になります。
とりわけ退職日の前に、有給を
消化していると忘れやすいかもしれません。
会社は退職から5日以内に
返却しなければならないので、
会社都合も考えて迅速に動きましょう。
4.確定申告
さらに「確定申告」です。
これは退職時に必要になる訳では
ありませんが、年内に再就職を
果たせなかったら、翌年に必要になります。
どうしても確定申告したくない人は、
やはり年末調整してくれる会社に
早急に再就職しましょう。
なお、確定申告をもっと知りたい方は
以下の記事も参考にどうぞ。
苦手な方も多いですね。
5.国民年金
そして「国民年金」です。
先ほどの健康保険同様、こちらも
退職したら厚生年金からは
抜けることになりますから、
切り替え手続きが必要になります。
どちらも、まとめて役所で
切り替え手続きできますから、
退職後はなるべく早めに手続きを
済ませてしまいましょう。
なお、年金をもっと知りたい方は
以下の記事も参考にどうぞ。
忘れず切り替えしましょう。
6.扶養
さらに「扶養」です。
これだけは少し注意が必要になります。
厚生年金や健康保険には扶養の考え方が
ありましたが、国民年金や
国民健康保険には扶養の考え方が
ありません。
このため、扶養されていた人の
社会保険をどうするかを考え、
必要な手続きを取っていきましょう。
なお、扶養をもっと知りたい方は
以下の記事も参考にどうぞ。
注意が必要な点ですね。
7.税金
最後は「税金」です。
先ほどの確定申告については
「所得税」が対象になりますが、退職時には
「住民税」に関する手続きが
必要になります。
次の5月までに相当する残額について、
退職時に一括で支払うのか、それとも
今後は分割で支払うのか、貯金を考えて
選びましょう。
退職のやることリスト3段階!あなたはどこまで済ませた?
退職時にはやることが本当に沢山ありますが
直接的な手続き以外にも大きく
3つのやらなければならない事があります。
いずれも、ある程度は計画的に
動かなければなりませんから、退職日や
転職先への入社日などから逆算して、
しっかり行動しましょう。
次の章から、そんな
退職前にやる事をお伝えします。
1.退職を1ヶ月前には伝える
まずは「退職を1ヶ月前には伝える」です。
これは最終的には会社次第な側面も
ありますが、大抵の会社では退職日の
一ヶ月前になります。
それまでには会社に退職の意思表示をして、
お互いにスムーズな退職ができるよう
努めていきましょう。
なお、言いにくい人は
以下の記事も参考にどうぞ。
⇒退職の上司の伝え方の例!言いづらい時におすすめの言い方とは?
確かに勇気が要りますよね。
2.引き継ぎを済ませる
次に「引き継ぎを済ませる」です。
これは仕事内容にもよりますが、それでも
大抵の仕事では引き継ぎが必要になります。
あなたが辞めても会社がなるべく
困らないよう、後任にできうる限りを
引き継いで、円満に
退職させてもらえるよう努めましょう。
なお、資料が気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。
十分な引き継ぎを心がけましょう。
3.メッセージカードや手土産を渡す
最後は「メッセージカードや
手土産を渡す」です。
これは正確にいえば、こういったものを
渡すのなら、その準備をしておくという
意味合いになります。
即座に準備できればいいでしょうが、
そうもいかない事も多いですからね。
ぜひとも余裕を持って準備に励みましょう。
なお、メッセージが気になる方は
以下の記事も参考にどうぞ。
⇒退職のメッセージカード!お世話になりましたが定番って本当?
あなたは何て書きますか?
まとめ
気になる方は動画もどうぞ。
今回の記事では、
退職時の手続きチェックリストを
- ハローワーク
- 国民健康保険
- 健康保険証
- 確定申告
- 国民年金
- 扶養
- 税金
とお伝えしました。
転職先があるから退職が理想ですが
理想通りにいかないのも人生です。
理想通りでないなら、ないなりに
しっかり手続きしていきましょう。